NOが言えない自分に打ち勝つ
「お願い」をされたけれども、さまざまな事情によって引き受けられない時、どのような言い方をしていますか?
心の中ではNOが確定なのに、「それはちょっと~、厳しいかもしれません……」なんて曖昧な言い方をしていませんか?
でも、相手が押しの強いタイプの場合、「そこをなんとか!今度おごるから!」なんて、さらにグイグイ迫ってくるはずです。
これではらちが明きません。
自分の中でNOが揺るぎないのならば、いっそのこと、こう言ってしまいましょう。
「申し訳ありませんが、私には100%できません」
かなり思い切った言い方です。
しかし、断るということは、すなわち100%できないということです。
どういう言い方で断ろうが、断った時点で、「100%できない」と言っているのと同じなのです。
日本人には曖昧をよしとする傾向がありますが、もしかしたら相手はそこにつけこんでいるのかもしれません。
あなたがいつも曖昧な言い方をするから、押せばなんとかなると思って粘っているのです。
言ってみれば「NO」ときっぱり断れないあなたの弱さを利用しようとしているのです。
そんな相手に対して、ここまできっぱりNOと言ったら、間違いなく一瞬で空気が変わるでしょう。
周囲のあなたを見る目も変わり、人生も変わっていくはずです。
「100%」と言い切ることに抵抗があるかもしれませんが、きっぱり断らないと同じ場面の繰り返しになってしまいます。
それに、引っ張るだけ引っ張られて結局NOと言われるほうが、お願いする側からすると腹が立ちませんか?
「予算に限りがあるので、残念ながらできません」「今日は大事な予定があるため、残業はできません」「医者に止められているので、飲み会にはいけません」など、「100%」という言葉を使わないにしても、NOならNOの姿勢をきちんと示す。
それが。無駄なストレスを軽減し、お互いの自律神経のバランスを整える秘訣です。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?