第5章 帰宅後は、スマホはオフにする
第5章 帰宅後は、スマホはオフにする
デジタル時代の暴力を避ける
1980年以降に生まれた人を「デジタル・ネイティブ」と呼びます。
学生時代からコンピューターやインターネットが普及していて、デジタルの情報を違和感なく受け入れることができる世代、という意味です。
それよりもあとの世代になると、子供の頃からスマートフォンに親しんでいるわけですから、思考回路がさらに違うといえるでしょう。
新聞、雑誌、書籍など、いわゆるアナログの媒体で育った人は、パソコンやスマホを見ていると疲れる、どうも馴染めない、という人も多いはずです。
パソコン、スマホの普及で、仕事は24時間体制になってしまいました。
勤務時間以外でも、おかまいなしに連絡がきます。
休日も同様です。
これは一種の暴力といっていいでしょう。
ブルーライトが睡眠の質を悪くする
家に帰ったら、デジタル機器はオフにしましょう。
オンになっている間は、心の底からのリラックスはありえません。
思い切って電源を切ると、解放されたような気持ちになります。
最もいけないのは、寝室にスマホを持ち込むことです。
スマホのモニターの光は微弱ですが、ブルーライトといって強いエネルギーを持つ光です。
至近距離から目の中に入り込むと、メラトニンという睡眠を司るホルモンの分泌を抑制し覚醒してしまいます。
睡眠の質を上げたければ、スマホはオフにしましょう。
「血管が強くなる習慣 より」
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
血管はアミノ酸、たんぱく質とコレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?