第5章 犬の散歩をする
第5章 犬の散歩をする
夕食後の血糖値スパイクにご用心
ランチの帰りに散歩がてら遠回りして、糖質を消費するテクニックを紹介しました。
夕食のあとも同じです。
ランチのあとは、まだ仕事が残っていてエネルギーも消費しやすくなりますが、夕食のあとに大きな仕事はありません。
余計に糖質を溜め込みやすい状況といえます。
食べてそのまま、テレビの前にゴロンと横になるのが最も良くありません。
血糖値スパイクのリスクも高まります。
快適な入眠効果が期待できる
犬を飼っている人は、食後の散歩に付き合ってもらいましょう。
夏の時期ならちょうど涼しくなる時間帯で、犬にとっても快適な散歩タイムとなるはずです。
犬がいない人は、座るスクワットなど、軽い運動をするのが一番です。
血行を良くするヨガなどもおすすめです。
軽い運動をすると、心地よい疲れを感じて入眠がスムーズになるというデータもあります。自分に合った方法を選んでください。
※座るスクワット
座るスクワットは、筋肉に負荷がかかった状態で10秒間キープし、その後、椅子に座って急速に緊張を緩めます。
力が抜けた瞬間に、NOが出て血管が広がった感覚をイメージしてください。
まず、なるべく低い椅子を用意します。
できれば、膝よりも座面が低い椅子がベストです。
椅子の前に立ち、背筋を伸ばして腕を胸の前にまっすぐに出します。
そして、なるべくゆっくりと腰を下げていきます。
呼吸を止めないことと、膝がつま先より前に出ないことがポイントです。
座面に太ももが触れそうになったら、そこでストップ!
10秒間、キープしてください。
このときに、もっとも筋肉に負荷がかかります。
そして、ふっと力を抜いて、椅子に腰かけてください。
脱力することで、血管の中にじわ~っとNOが発生します。
数秒、休んだら、今度は逆の動作で立ち上がります。
以上をワンセットとして、5セット行なうと、効果が期待できます。
「血管が強くなる習慣 より」
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
血管はアミノ酸、たんぱく質とコレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?