たんぱく質の摂り過ぎは健康に悪影響?

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たんぱく質の摂り過ぎは健康に悪影響?

 

脂質の多い動物性は肥満のリスクも

 

たんぱく質の摂り過ぎが健康にどのような影響を及ぼすかについて心配される人も少なくないでしょう。

なかでも気になるのが肥満。

肉類や乳製品など脂質の多い動物性たんぱく質を摂り過ぎれば、カロリーオーバーで肥満の原因になるため、摂取量には注意を払うべきでしょう。

魚介類などほかの動物性たんぱく質や植物性たんぱく質プロテインなど色々な種類のたんぱく質を組み合わせて、摂取カロリーを抑える必要があります。

 

内臓への影響も気になります。

たんぱく質の摂り過ぎが肝臓や腎臓に負担をかけるとの意見もありますが、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、「たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない」として、摂取制限は明示されていません。

腎機能の低下した人にはたんぱく質の摂取制限が行われますが、健康な人がたんぱく質を摂ることで腎臓が悪くなるというエビデンスもありません

 

以上のことから、自身の身体活動レベルや体重に合わせた適正量を基準に、極端に摂り過ぎる生活を続けない限り、過剰に心配する必要はなさそうです。

たんぱく質に限らず、どんな栄養素であれ、取り過ぎがよくないのは当たり前のこと。

さまざまな種類の食材から、たんぱく質以外の栄養素もバランスよく摂ることが大切です。

 

 

たんぱく質はたくさん摂ると太る?

 

◎DITで見ると太りにくい栄養素といえる

 

たんぱく質 30%

糖質 6%

脂質 4%

むしろ太りにくい栄養素

食事によるエネルギー消費である食事誘発性熱産生(DIT)の観点から見ると、たんぱく質はほかの栄養素と比べて熱に変換されやすいです。

 

◎どんな栄養素でもカロリーオーバーすると太る

 

体重の増減は摂取カロリーと消費カロリーの収支なので、どんな栄養素も、たくさん食べ過ぎると太るのは事実です。

 

 

たんぱく質は腎機能に負担をかける?

 

なぜ「たんぱく質の摂り過ぎが、腎機能を低下させる」といわれていたのかというと、高齢になると腎疾患にかかりやすくなり、その食事療法として低たんぱく食が推奨されているためでした。

しかし、低たんぱく食の推奨についても、科学的根拠がみられないのだそう。

たんぱく質の話 より」

 

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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。

これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。

 

血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。

アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。

たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。

動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。

 

各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

 

ビタミンB12について?

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