第5章 部屋を暗くする
部屋を暗くすると、睡眠ホルモンが出る
眠りを誘う睡眠ホルモン、メラトニンは、朝の光を浴びた15時間後に分泌の準備が整います。
その睡眠ホルモン分泌の合図となるのが、暗闇です。
部屋をすっかり暗くすることで、安らかな睡眠が訪れます。
部屋の電気をつけっぱなしにしたり、ベッドの中でスマホを操作するのは良くありません。
日本の家は、欧米に比べて明るいとよくいわれます。
天井に大きな照明がついていて、ほとんどの場合、一番明るい状態で使用しています。
それに対して、欧米の家庭では小さな間接照明がいくつか置いてあったり、ほんのりと明るさが漂っている感じです。
海外のホテルを利用して、「部屋が暗いな」と感じた経験がある人もいることでしょう。
「なかなか寝つけない」という人は、ベッドに入る1時間くらい前から照明を暗めにしておくのも1つの方法です。
どうぞ試してみてください。
「血管が強くなる習慣 より」
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
血管はアミノ酸、たんぱく質とコレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?