第7章 ランチでは「炭水化物」を減らす

第7章 ランチでは「炭水化物」を減らす

 

コロナの後遺症として「ブレインフォグ」を訴える人はたくさんいます。

 

これは頭の中に霧(フォグ)がかかったような状態で、集中力が散漫になったり、じっくり考えることが難しくなったり、眠くなったりする症状です。

新型コロナウイルスに感染した後遺症として訴える人もいますし、ワクチンの後遺症を訴える人、またコロナ禍での生活のストレスからブレインフォグを感じている人もいます。

 

実際、私自身もブレインフォグを感じたことがありました。

会議や外来などの途中でも思考がクリアにならず集中できないとか、取材を受けている最中なのにぼんやりと眠くなってしまうなど、そうした経験が何度かあったのです。

 

最初は「ちょっと疲れている」「寝不足だからかな」とやり過ごす人が多いと思いますが、実際にコロナ関連の何らかの後遺症としてブレインフォグが起こっている可能性は十分あります。

 

「集中力が続かない」「眠くなる」などを感じている人は、ランチで炭水物を減らすのは有効です。

 

朝食はしっかり摂ることで体にスイッチを入れますが、昼食の場合は食事のすぐ後に仕事が再開するので、炭水化物が多いと眠くなったり、ブレインフォグも起こりやすくなります。

糖質を摂り、血糖値が急激に上昇すると眠くなり、集中力が下がってくるのは体の構造からして必然です。

昼に炭水化物を摂らないのもひとつの方法ですが、全く摂らないとエネルギーが不足してしまう人は炭水化物の量を減らして、野菜を中心に食べることをおすすめします。

 

そもそもお腹いっぱいの状態で頭はクリアに働きませんから、腹6分目にして炭水化物を減らせば、それだけ体調はよくなるはずです。

 

さらに、座り仕事を続けている人はとにかく一度立ち上がる

それだけでも血流がよくなり、頭も体もコンディションは改善されます。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/