ピカピカ血管ライフ<昼12:00>
- 昼食は1日のなかで一番自由!
昼食は、1日のなかで一番制限がありません。
基本的には好きなものを食べてOKですし、カロリーもある程度とっても大丈夫です。
ただし、毛細血管にやさしい食生活を心がけるならば、血糖値をあげすぎないように心がけましょう。
高血糖状態が続くと毛細血管の内側が傷ついてしまいまい。
- 野菜から食べる
血糖値をあげないために、具体的にはどうすればいいのでしょうか。
答えは「食べ順」にあります。
野菜や海藻→タンパク質→炭水化物の順に食べることで、血糖値の急上昇を防ぐことができるのです。
洋食のランチセットなら、サラダ→メイン→パンやライスの順に食べましょう。
ラーメンや丼ものを食べる場合も、五目麺や五目丼にして先に野菜を食べ、そのあとで肉→麺やご飯の順に食べればOKです。
※昼食を抜くのはNGです。昼食の時間が遅くなるとあらかじめわかっている場合は、12時ごろにおにぎりを1個食べておき、あとでおかずを食べると理想的です。
※人間は体内時計に従って13時~14時ごろに眠くなるようにできているので、ある程度の眠気はしかたがありません。30分ほど椅子に座って昼寝をするとリズムが変わり、いつもよりキビキビとした午後を送れるようになりますよ。昼寝の前にコーヒーを飲んでおくとよりすっきりします。
- 腹7分目で毛細血管も長生き!
最近世界的に注目を集めているのが、腹7分目に食べる「カロリーリストリクション」。
腹7分目に食べることで、長寿遺伝子がオンになることが実験からわかりました。
長寿遺伝子がオンになると、血管の内皮細胞をはじめとする細胞が長生きして老化が遅くなり、結果として寿命がのびると考えられます。
反対に暴飲暴食を続けていると、高血圧、高血糖、肥満などいいことはありません。
注意しましょう。
- 甘いものを食べるなら15時
15時はおやつのゴールデンタイムです。
それは、脂肪合成に関わる肥満タンパクがもっとも減少するのが12時~15時だから。
昔からいわれているとおり、やはり15時が太りにくいのです。
とはいえ、間食はしないのが一番理想的。
脳のエネルギーとしても、昼食をとれば甘いおやつを食べなくても十分です。
どうしても何か食べたい……というときは、素焼きのナッツ類が栄養価の面ではおすすめです。
「毛細血管を増やして不調をなくす暮らし方 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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