ラクナ脳梗塞

イメージ 1

ラク脳梗塞
直径15mm以下の小梗塞で症状も軽いのが普通です。主な原因は細小動脈硬化

ラクナ」とはラテン語で「小さい空洞」の意味です。定義としては画像検査で直径15mm以下の小さい脳梗塞を指します。
よく起こるのは脳の深いところや脳幹と呼ばれる部位で、表面の大脳皮質で起こることはまずありません。

なぜ起こるかについては必ずしも明確ではなく、加齢や高血圧を原因とするのが一般的です。
しかし、多くはありませんがアテローム血栓性のラクナ梗塞、脳塞栓性のラクナ梗塞もあります。(脳のほかの場所にあるアテローム血栓や脳塞栓から小さな血塊が剥がれ、それが流れて細小動脈で詰まる、ということです。)

これ以上枝分かれしない細かい動脈、細小動脈で起こるので、その血管に支配されている領域も狭く、症状は軽いのが普通です。
代表的なものは顔面や手足のしびれなどですが、たまたまピンポイントで大事な場所に起これば、麻痺などの症状が強く出ることもあり得ます。
しかし、大脳皮質が障害されて出る症状、つまり、見えない、しゃべれない、言ってることがわからない、意識レベルが悪くなるなどは考えられません。

ラクナ梗塞は多発することが多く、ある報告では4分の3の症例に2個以上のラクナが認められ、平均の数は3個だったとしています。「健康口座 脳梗塞 より」

脳梗塞の予防・対策
http://www.endokoro.com/