脳梗塞の起こりやすい時間帯は?

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脳梗塞の起こりやすい時間帯は?
 
脳梗塞というと、昼の仕事中突然バタッと倒れるといったイメージを持っている人も多い。
ですが、じつは脳梗塞が多発するのは、夜の睡眠中から午前中にかけての時間帯です。
 
起きやすい時間は、脳梗塞のタイプによっても多少異なり、ラクナ梗塞とアテローム血栓脳梗塞は睡眠中に起こりやすい。
血圧は一般に夜中の3時ごろにもっとも低くなりますが、その血圧が再び上がり始める時間帯に血栓が作られやすくなるためです。
 
一方、心原性脳塞栓症は、朝、起きて「さあ、活動を始めようか」という時間帯に起こりやすい。
心臓にある血栓が、活動が高まるとともに剥がれやすくなり、それが脳の血管を塞いでしまうからです。
 
≪血管が詰まるのには3つの原因がある≫
 
脳の血管が詰まることによって発症する脳梗塞は、その原因によって3つに分類されます。
 
ラクナ梗塞
脳の奥深くにある細い血管が詰まってできた、1.5センチ以下の小さな梗塞がラクナ梗塞です。
とくに日本人に多いのが特徴で、脳梗塞全体の約30%を占めています。
細く血管に高い血圧がかかり続けると、これに耐えるために血管壁が厚くなり最終的には血液がとだえてしまうのです。
 
高血圧がおもな原因。大きな発作が起こることは少ない。
症状は比較的軽く、予後も良好なことが多い。
 
脳内の血管は、本来しなやかで弾力性がありますが、動脈硬化が進むと、内膜にアテロームとよばれる瘤ができます。
これが蓄積されていくと、血管の内壁はどんどん狭くなり、やがて血流が妨げられます。さらに、滞った血液は血栓となり、血管を塞いでしまいます。これがアテローム血栓脳梗塞です。
 
高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症がおもな原因。
脳や警部の太い動脈に起こる。症状は段階的に進み、前ぶれも多い。
 
◆心原性脳塞栓症
心臓でできた血栓が脳の動脈に流れ込み、詰まらせてしまうのが心原性脳塞栓症です。
この血栓はおもに心房細動、いわゆる不整脈が原因で起こります。
心臓でできる血栓は大きいため、脳の太い動脈を詰まらせることになり、症状も非常に強く表れます。また、突然発作に襲われるのも特徴です。
 
おもな原因は心房細動などの不整脈。突然発症し、症状も重い。
半身まひや失語、感覚障害などが起こる。
エコノミスト より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化遅延に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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