心は心臓にあるのか、脳にあるのか

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心は心臓にあるのか、脳にあるのか

「胸を打たれる」や「胸が熱くなる」などの表現からもわかるように、昔から胸、つまり心臓に「心」があると考えられてきました。
「腹が煮え繰り返る」といった言葉も、感情は内臓に宿ると言う考えを反映したものです。
中国でも古くからこのような考え方があったので「心臓」という言葉が生まれたのです。英語でも「heart」は心臓の意味です。
感情に伴う心拍数の変化などが実感しやすい変化だと言うことを考えれば、もっともなことです。
かの有名なアリストテレスも、心臓を意識の中枢だと考えていました。

これに対して、脳こそが心のありかだという考えも古くからあります。
「医学の祖」ヒポクラテスは、「人は脳によって喜び、笑い、冗談、嘆き、苦しみ、悲しみと言う感情を持つ。さらに脳があるがゆえに思考し、見聞きし、美醜を知り、善悪を判断し、快・不快を覚える」と現在の神経科学の中心的な考えをすでに述べています。
プラトンも、脳や脊髄が重要であると考えていたようです。
デカルトは少し変わっていました。彼は、脳の中にある小さな「松果体」に精神が宿っていると考え、松果体が、脳を含めたすべての身体を支配すると信じていました。

≪心の動きと脳≫
では、科学が進んだ現在、心はどこにあると言えるでしょうか。
まず、脳がなくなると心もなくなります。心を生み出すには、脳が不可欠です。
また、PETやMRIなどの装置を使って脳の働きを調べると、からだを安静にして、静かに物事を考えるだけで、脳の働きが大きく変わることがわかりました。
さまざまな精神活動を行っているときに、いろいろな脳の場所がうまく協同して働くこともわかってきました。
今では、動物脳などとよばれる場所も含めた脳全体の協調した活動が、知・情・意といった心の働きを生み出していると考えられています。
「脳をバワーアップしたい大人のための脳の何でも小事典 より」

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