やる気のなさも老化現象のひとつ

イメージ 1

やる気のなさも老化現象のひとつ

脳の老化、つまり、脳の機能が衰えたことを示す特徴的な現象があります。
意欲の低下です。
仕事をやる気がしない、趣味が手につかない、何に対しても興味がわかない……。
脳の機能が低下してくると、そんな状態になります。

では、「意欲のもと」とは何でしょう。
意欲ややる気は「気分」の問題だと考えている人が多いかもしれませんが、じつは脳がコントロールしています。
脳の神経細胞は、神経伝達物質によって、相互に情報伝達をおこなっているのですが、そのなかに意欲にかかわっている神経細胞もあるのです。

興奮系の神経細胞、抑制系の神経細胞、調整系の神経細胞がそれです。
この3系統の神経細胞が働くバランスによって、意欲が高まったり、やる気が失せたりするのです。
そのバランスにかかわっているのが神経伝達物質です。
これにも興奮系、抑制系、調整系の3つがあります。

ノルアドレナリンドーパミンアセチルコリングルタミン酸などが興奮系の神経伝達物質、抑制系にはGABA、調整系にはセロトニンなどがあります。
意欲ややる気を高めるのは興奮系の神経伝達物質で、あえていえば、ドーパミンが主役です。
これが「意欲のもと」といえます。
脳内にドーパミンが充分にあれば、気持ちも行動も意欲的になりますが、逆に不足すると、やる気が起きない、興味がわかない、という状態になるのです。

ドーパミンの主原料になるのはたんぱく質です。
たんぱく質は食事で身体に取り入れられ、消化酵素によってアミノ酸に分解されます。

脳内でドーパミンが充分につくられ、うまく働くためには、まず、主原料であるたんぱく質をたっぷり供給することが大切です。
しかし、食事では必要量のたんぱく質はとれないというのが現状です。
とくに老化を気にする年齢になると「肉類は控える」ようになります。

しかし、肉類にまさるたんぱく質はないのです。

肉類を食べるのがもっとも効率のよいたんぱく質の供給法なのです。

また、ドーパミンをはじめ、脳内の神経伝達物質の合成には、さまざまな栄養がかかわっています。
たんぱく質と同時に、それらに必要な栄養もとっていくことが大切です。

しっかり栄養をとるようになって、神経伝達物質の働きが活発になると、意欲がよみがえってきます。

たとえば女性なら、メイクもほとんどせず、洋服も老け込んだ印象のものしか着なかった人が、メイクもきちんとするようになり、華やいだ洋服を着るようになる。
おしゃれに関心が向くのも、やる気の表れです。
衰えた脳が元気を取り戻した証拠といってもいいでしょう。
栄養面を充実させれば、誰にでもこうした老化をはね返す“うれしい変化”は起きるのです。
「「脳の栄養不足が」老化を早める! より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html