【認知症】若年性認知症の問題点

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認知症】若年性認知症の問題点
 
若年性認知症とは、65歳以下で発症する認知症のことで、全国で約4万人の患者さんがいると報告されています。(2009年・厚生労働省発表)
 
男性は女性の2倍の羅患率で、若年性認知症の原因となる疾患が男性に多いためと考えられています。
 
●若年性認知症の原因疾患
65歳以上で発症する老年期認知症では、アルツハイマー認知症、脳血管性認知症レビー小体型認知症が多いのですが、若年性認知症では、これに加えて「前頭側頭型認知症(ピック病による)」「アルコール性認知症(長期に大量のアルコールを飲むことで起こる)」「頭部外傷後認知症(交通事故などで頭部にけがをしたことで起こる)」なども多く見られます。
 
●若年発症による問題点
若年性認知症は、働き盛りに発症することが多く、失職すれば経済的に厳しい状況に追い込まれます。
 
発育期や思春期の子どもがいる家庭では、認知症による興奮や徘徊などの行動が影響し、精神的な悩みを生むこともあります。
 
また、現在のデイケアのメニューなどは、老年期の人を対象に考えられていて、若年の人には合わないため、結局のところ家庭での介護を余儀なくされ、介護者の負担が大きくなりがちです。
 
しかし、事情は少しずつ変わってきています。
あきらめずに、どんな援助やサービスが受けられるか、地域の相談機関や家族会などを通して情報を集めることが大切です。
 
介護保険」「障害年金」「自立支援医療制度」「日常生活自立支援事業」など、若年性認知症の人が利用できる制度を活用しましょう。
認知症アルツハイマー病 より」
 
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ビタミンB12の老化防止効果
 
ビタミンB12の修理工・再生屋としての能力は、21世紀の日本が抱える最重要課題のひとつである老人問題に、今後、大きな光明をもたらすことは間違いありません。

ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。

従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は、血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。
老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。
これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12について
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12