学習習慣をつけるとは

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学習習慣をつけるとは

本を読んだり、仕事でのっているときに、思わず夢中になって、あっという間に時間がたっていたことはないでしょうか。
こういうときは、ドーパミンが出ていてやる気十分、まさに脳が活性化されている状態です。

ただ、いつもこんなふうに集中できるわけではないし、ここぞというときにこのような状態にもっていけるかどうかはわかりません。

ドーパミンが出るのは、好きなことをしているとき、興味のあることをしているときです。
仕事中にドーパミンを出すには、自分がやっていることを好きになるのがいちばん簡単な方法かもしれません。
好きになるのが難しいにしても、嫌々やらないようにするだけで脳は効率よく働くようになります。

そもそも、脳は学習する臓器です。
何でもやればやるほど効率的にできるようになります。
新しいことをやっているときは、脳の中に新しい回線ができるので脳の活性化につながります。

また、同じことをしていても、繰り返すことによって刺激の伝わり方が速くなります。
慣れていないときは時間がかかっても、慣れると必要なところだけ動かして、効率のよい伝わり方ができるようになります。
なんでも習慣にして繰り返すことが大切です。

そのためには、勉強や学習する習慣をつけるようにしましょう。
学習習慣は子どもの頃につければ、大人になっても勉強することに抵抗がなくなります。
集中力もそうです。
子どもの頃からある程度の時間は机の前に座り、読書をしたり、勉強したりする習慣をつけておけば自然と集中力がつくられます。
小学校で授業が始まる前に読書をする習慣を設けているところもありますが、これは学習習慣をつけることを目的としているのでしょう。

大人になってから学習習慣をつけるにはどうしたらいいでしょうか。
それには目標が必要です。
例えば昇進試験を受ける、野菜ソムリエ、ワインエキスパートなどの興味のある資格試験を受けるなど、勉強しないといけない環境に追い込むのもひとつの方法です。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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http://www.endokoro.jp/libra_g.html