仕事中の脳は高速運転状態!?

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仕事中の脳は高速運転状態!?
 
仕事の成果を上げたいとき、私たちは、次の二つの方法を考えます。
 
・仕事の「効率」を上げて量をこなす
・仕事の「質」を上げる
 
量をこなすとは、言い換えてみると「単位時間にどれだけの成果が出せたか」ということです。
当然ですが、工場などの作業工程を考えたとき、同じ作業を集中して続ければ続けるほど、ムダはなくなり作業効率は上っていきます。
 
しかし、同じ状態を脳で考えたとき、脳の中では「省エネ化」が起きています。
ある機能に脳のエネルギーを集中するために、他の機能で使う分のエネルギーはカットする、という具合にエネルギーの省力化をするのです。
 
たとえば、高速道路で運転をしているときは、だれでも前方だけに注意を集中しています。
高速道路では、あちこち「よそ見」をしていると事故を起こしてしまいます。
そうならないように、高速運転時には視覚を前方に集中させているのです。
 
そのため、高速道路から市街地に入ったとき、視覚や注意の切り替えがうまくできず、周囲の安全確認がおろそかになってしまうことがあります。
 
また、映画館で映画を見るとき、場内の暗さに合わせるため、明るいところを見る脳の働きは自動的にオフになります。
映画館から外に出たとき、まぶしく感じるのはそのためです。
 
同じような状態が、仕事をしているときにも起こっています。
このとき脳の中では、仕事に関する一部の機能だけがオン状態で、ほかのすべてオフ状態になっています。
その状態で毎日長時間パソコンに向かっていたら、元の状態に戻すのは大変です。
 
それゆえ、このような偏った使い方は長くおこなうものではないと考えます。
 
ただ同じ作業をひたすらこなすだけなら、機械でもできます。
しかし、当たり前の話ですが、人間は機械ではありません。
 
人間が持つ「冴えた感覚」を使って仕事をしたいなら、脳をバランスよく動かさなくてはなりません。
それが、仕事の「質」を上げることにつながるのです。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12ナイアシンパントテン酸、そして葉酸などが含まれています。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。
 
食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
 
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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