疲れると頭の働きも鈍くなる

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疲れると頭の働きも鈍くなる
 
では、疲労が解消されないまま蓄積されると、どのような症状が出てくるでしょうか。
 
まず、疲労しているときには、不活動(inaction)の状態が見られます。
不活動、言い換えれば怠惰なことです。
 
一般的に疲労というと、注意力が散漫となって、物事が考えられなくなり、うたたねをするような状態をいいます。
具体的に書いてみましょう。
 
・注意力の低下=間違いが多くなります。
・反応時間が遅くなる=頭がぼんやりして、反応が遅くなります。
・何かに執着する=頭が切り替えられなくなります。
・無関心=周囲のことに興味を示さなくなります。
・無気力=受身の状態で、自分からは何もしません。
・居眠り=起きているつもりでも瞬間的に寝ている時間があります。
・忘れやすい=ちょっとしたことが思い出せません。
・決断力の低下=漫然とした現状維持を続けてしまいます。
・会話の減少=話をするのがいやになります。
 
ひどく疲労している場合、本人は、これらの兆候を認識する能力が落ちてしまうため、疲れを自覚できなくなる、ということもあります。
 
疲労にとって身体的・精神的負荷はもちろん大きな原因ですが、もっとも重要な影響を与える要因は「睡眠不足」と「サーカディアン・リズムのずれ」です。
 
基本的に脳は長く働けません。
長時間仕事をして疲れてくると、眠くなったり、頭が痛くなったり、ミスが多くなったりします。
これが先ほど説明した、脳が私たちに教えている疲労感です。
 
疲労感がなくても、疲労は確実に存在します。
現在、いろいろな職場で残業時間がうるさくいわれるのも、ここに理由があります。
 
パソコン作業などコンピューター画面を見ながら働く人たちに起きる頭痛や目の痛みなどの症状を「VDT症候群(Visual Display Terminals)といいますが、これを防ぐためには50分に10分の休みをとるように、といわれています。
 
実際2時間を越える連続労働は、脳の効率を下げ、疲労の蓄積を招きます。
ふだんからこまめに休息をとり、つねに冴えた状態で“脳力”を発揮するように習慣づけてください。
 
※サーカディアン・リズム(概日リズム)
体内時計という言葉を聞いたことがあると思います。
すべての生物は約24時間周期のリズムを持っているということです。
 
この生体リズムの基本となるものは、細胞の持っている時計遺伝子です。
全身の細胞にあり、それぞれが自律的に約24時間のリズムを刻んでいます。
 
24時間とは、ご存知のとおり、地球の自転に合わせた周期です。
人間はこの周期が約25時間と1時間長いので、太陽光を浴びるなどをして修正しています。
 
生体リズムの代表的な例としては、睡眠があります。
朝起きて夜眠くなるのはこのリズムのためです。
そのほかに体温変動、血圧、ホルモンの変動などがあり、これらの生命を維持する働きは1日の周期で変動しています。
この生体リズムを医学的に「サーカディアン・リズム(概日リズム)」といいます。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12ナイアシンパントテン酸、そして葉酸などが含まれています。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。
 
食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
 
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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