ガソリンだけじゃ走れない ビタミンは体のエンジンオイル
病気と老化から体を防御する
抗酸化システムにビタミン類は必須!
その攻撃がもたらす酸化反応によって老化が早まったり、病気が引き起こされたりするわけですが、それを食い止めるシステムもまた、人間の体には備わっています。
そんな「抗酸化システム」に欠かせないのが、ビタミンです。
ビタミンEは、ビタミン類の中で最もパワフルな抗酸化物質。
一方、水溶性のビタミンCは、細胞の外側や血液などの液体の部分で抗酸化力を発揮。
敵と闘って酸化したビタミンEを再生する働きもあります。
ビタミンは、車でいえばエンジンオイル。
ガソリンと違って、ガス欠、即、動かないというわけではありませんが、不足すると疲れが取れにくく、ストレスに弱くなります。
それが続けば、深刻な欠乏症になることも。
私たちの体は必要に応じて、タンパク質を主成分に体内酵素をつくりだしています。
酵素がなければ、人は生きていけません。
食べ物の消化・吸収。
どちらも生物の体内に存在する成分で、それ自体が強力な抗酸化物質。
「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
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