朝は3つの「た」から始める

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朝は3つの「た」から始める
 
わたしたちはどんな食生活をすればいいでしょうか。
 
まずは、朝食です。
朝は3つの「た」が大事です。
 
すなわち「太陽」「タンパク質」「炭水化物」です。
 
体内時計は「主時計」と「末梢時計」という2種類があります。
この2つの体内時計を同調させることが、体内時計を正しく調整することになります。
そしてそのためには、起床から1時間以内に、太陽の光を浴びて、朝食をとることが大事です。
 
朝食では、パンと目玉焼き、ご飯と納豆、卵かけご飯など、炭水化物とタンパク質をセットで食べるようにしましょう。
炭水化物は、脳の覚醒やエネルギー補給には不可欠ですが、炭水化物だけの朝食は血糖値を上げやすくなります。
 
一方、朝食でタンパク質をとると、血糖値の急激な上昇が抑えられることが知られています。
また、空腹感も抑制されるので、炭水化物だけをとるよりも、1日全体で摂取するカロリーが少なくなるため、ダイエットにも効果的です。
 
忙しいビジネスパーソンを見ると、トーストだけを食べて出社する人が少なくありません。
しかし午前中の仕事力を高めるためには、タンパク質と炭水化物をセットで食べることはとても大切なのです。
 
※「主時計」は、わたしたちが一般的に想像する体内時計です。「末梢時計」は、体内の代謝リズムをコントロールする時計です。「主時計」は1日のリズムをつくる司令塔となる時計で、光によって調節されます。毎朝、朝日を浴びることで1日の始まりを正しく認識し、体内の時間を調節します。一方、「末梢時計」は主時計からの支持は受けつつも、食事による刺激で調節されます。そのため「末梢時計」は食事のリズムに左右されながら、独自に1日のリズムをつくり出してしまいます。「光」と「食事」という2種類の刺激が同じリズムを刻まなければ、2つの体内時計はかんたんに異なるリズムを刻んでしまうということです。2つの体内時計が狂ってしまうと、体が混乱してしっかりとした睡眠リズムをつくることができなくなるので、睡眠の質が低くなるのです。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
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筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
ビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。

東京武蔵野病院 副院長田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。

認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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