コンビニ弁当は「原材料」「栄養成分表示」を見て買う

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コンビニ弁当は「原材料」「栄養成分表示」を見て買う
 
現代人の食環境は、ただでさえ糖質や糖類の多いものになっています。
安定して脳のパフォーマンスを維持するためには、過度な糖分・糖類摂取は避けなくてはなりません。
 
では、どうしたら過度な糖分摂取を避けることができるようになるのでしょうか。
その第一歩は、食品の容器包装に表示されている「原材料名」や「栄養成分表示」を確認する習慣を身につけることです。
 
原材料名は、一般的に「食品添加物以外→食品添加物→アレルギー表記」という順番で書かれています。
 
もうひとつ重要なのは、「食品添加物以外」と「食品添加物」、この2種類はそれぞれ使用量が多い順に記載されているということです。
その後に、「栄養成分表示」があります。
栄養成分表示は以下の順番で書かれています。
 
1 熱量(Kcal)
2 タンパク質(g)
3 脂質(g)
4 炭水化物(g)
5 ナトリウム(g)
 
お弁当の場合、4炭水化物はほとんど、ごはんや加工デンプンです。
買うときに「原材料」と「栄養成分表示」を見て、ご飯や加工デンプン、炭水化物の量の少ないものを選ぶ、ご飯が白米でなく玄米や雑穀の入ったものにする、食べるときにご飯の量を調整する、といった方法で、お弁当からの糖質・糖分摂取量をコントロールすることができます。
 
こうした「原材料名」と「栄養成分表示」の見方がわかると、お菓子を選ぶ目も変わってきます。
 
次の2つのチョコレートの成分表示をくらべてみてください。
 
ミルクチョコレートの原材料名を見ると、最初に「砂糖」とあります。
原材料名は、いちばん多く含まれているものから書かれていますから、最初に「砂糖」とあれば、これはチョコレートというより、チョコレート風味の砂糖のかたまりと考えたほうがいいでしょう。
 
それに対してカカオ70%のチョコの場合、最初に「カカオマス」と書かれています。
これが本来のチョコレートであり、脳のためを思うなら、こちらを買って食べるほうがベターです。
 
いずれにしても食べすぎには注意しましょう。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
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筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
ビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。

東京武蔵野病院 副院長田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。

認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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