脳の健康にいい運動、3つのポイント

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脳の健康にいい運動、3つのポイント
 
ひと口に運動と言っても、いろいろな種類があります。
どうせなら、より効率的な運動をして成果を出したいところでしょう
そんなニーズに応えるように、世の中にはたとえば「指先を鍛えると頭がよくなる」とか「下半身トレーニングがダイエットに効く」とか、諸説が流布しているようです。
 
ただ正直なところ、医学的にはまだわからない部分が多く、統一的な見解はありません。
少なくとも、どの部位を鍛えればどうなるというほど、身体は単純にできていないと思います。
 
それよりも決定的な差異を生むのは、やはり「運動するか、しないか」ということです。
どんな運動であろうと、しないよりはよほどいい。
その一歩を踏み出すかどうかが、何よりも重要なのです。
 
そのうえで、強いて「いい運動」を挙げるなら、大きく3つあります。
 
1つ目は、早歩き、軽いジョギングや水泳のような全身運動。
これは脳の血流も上げるし、海馬の神経細胞の新生を助けるとも言われています。
もっとも、たいていの運動は全身を使うので、身も蓋もない言い方をすれば「何でもいい」のです。
 
2つ目は、球技や団体スポーツ。
単に身体を動かすだけではなく、戦略等で頭を使うため、脳に悪いはずがありません。
それに仲間内でコミュニケーションも必要になるので、刺激にもモチベーションにもなるでしょう。
 
そして3つ目は、2つ目とも関連しますが、楽しみながらやること。
「健康のため」という強迫観念に駆られて無理やり運動しても、怪我のもとになるし、だいたい長続きしません。
言い換えるなら、軽い気持や遊び感覚で続けられる運動を見つけてみるといいと思います。
「本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣 より」
 
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老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパク(アミロイドβタンパク)と核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若返りにもつながることにもなります。
 
そして、ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
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