
毛細血管の衰えは自覚できる?
粘膜が弱くなり、乾きやすくなります。
毛細血管は一部が壊れても、周辺にある別の毛細血管がサポートするため、すぐには致命傷にならずその衰えは気づきにくいもの。
しかし劣化が進んで血管の再生が滞るようになると、全身に張りめぐらされているだけにさまざまな場所で不調が現れます。
典型なのが粘膜です。
目、鼻、口、のど、胃、腸、膀胱、子宮、肛門など体のあらゆる部位にある粘膜には、毛細血管が発達しています。
粘膜がいつもウェットに保たれているのは、毛細血管が水分を運んできてくれているからなんです。
ところが、毛細血管が衰えてくると、毛細血管を介した粘膜への水分補給が低下し、粘膜が水分不足に陥り、その部位が乾燥してきます。
ほかにも、ドライアイ、充血、目ヤニの増加、鼻炎、鼻血が出やすい、気管支炎、風邪を引きやすい。
バラバラの場所で起こるのでまったく別物のように思えますが、これらはすべて毛細血管の衰えが影響している可能性があるわけです。
また、健康な粘膜は細菌やウィルスなどが体内に進入するのを防ぐ働きがあり、粘膜が不健康な状態に陥れば、当然免疫力は低下します。
粘膜を強くすることは病気に負けない体を手に入れることにつながり、その鍵は毛細血管が握っているのです。
毛細血管が劣化すると、見た目にも影響する?
シミ、シワ、たるみ、薄毛に白髪…。
見た目も老けます。
毛細血管はすべての臓器の血管の最終目的地点ともいえますが、皮膚は体のいちばん外側にあるため毛細血管の状態がダイレクトに反映されます。
まさに「肌は内臓の鏡」です。
皮膚は表皮と真皮の二層構造になっています。
表皮は肌を防御するカバーのようなもの。
表皮の基底層という部分では日々新しい細胞がつくられ、成長しながら皮膚の表面のほうへと移動していき、角質層まで移動した細胞は、垢となってはがれ落ちます。
このように次々と細胞が新しく生まれ変わることを「ターンオーバー」といいます。
皮膚は約1ヵ月のサイクルで再生され、みずみずしい肌が保たれているのです。
このターンオーバーを支えるのが、表皮の下にある真皮層の毛細血管。
当然、真皮でつくられているコラーゲンやエラスチンなど、皮膚を支える線維組織にも十分な栄養が行かなくなるため、シミ、シワ、たるみ、くすみなど、肌の劣化が進みます。
意外なところでは耳たぶにもシワが寄るんですよ。
これは耳たぶに毛細血管が集中しているためです。
頭皮も皮膚の一部ですから、頭皮の毛細血管が劣化して血流が悪くなると、毛母細胞に栄養素が行き渡らず、髪のパサつき。フケ、抜け毛、白髪、薄毛など地肌や髪の老化が進みます。
また、爪も色が悪くなったり、表面がボコボコしたり、割れやすくなります。
「「毛細血管」は増やすが勝ち! より」
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
ビタミンB12について?
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