「疲労」と「疲労感」の違いとは?

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疲労」と「疲労感」の違いとは?
 
睡眠不足は、自律神経の疲労を起こす最大の原因です。
 
自律神経が疲労すると、身体の水分代謝が悪くなり、末端の器官でむくみが生じます。
すると末端でのCSF(脳脊髄液)の吸収がうまくいかなくなり、頭蓋内に溜まったCSF(脳脊髄液)によって脳に圧迫ストレスが加わり、全体の筋肉の緊張が起こります。
 
さらにはこの筋肉の緊張が、さらに頭を拡大させる誘因になるという悪循環が生じます。
 
また、脳への圧迫ストレスは免疫力の低下を招きます。
免疫力の低下によって体内ウイルスが増殖し、同時に身体外からの細菌やウイルスの侵入にも身体は反応して、組織の炎症と硬化が起こり、症状の慢性化につながるのです。
 
身体外からの細菌やウイルスの侵入によって体力が消耗すると、さらに免疫力は低下します。
 
このように、免疫力が下がる一番の原因は、脳への持続的な圧迫ストレスです。
その状態が続くと、アレルギー反応や肺痬細胞の増殖、悪性化が起こってきます。
 
こういった問題を引き起こす後天的な原因は蓄積疲労であり、その主な原因は睡眠不足ですが、当然、運動や食事、気温や気圧の変化、細菌の増殖によっても生じてくるのです。
 
疲労の蓄積は、脳(自律神経の中枢)の疲労と、腎臓の疲労の大きく二つに分かれます。
この二つは、自律神経の中枢が疲労することで身体全体が作動しなくなるという問題と、腎臓が疲労して身体中がゴミだらけになるという問題のように常に関連しています。
 
脳の機能が落ちてくると腎臓の機能が低下して、老廃物(代謝物質)のろ過や排泄がうまくできずに、身体中老廃物が蓄積してしまいます。
そうすると、全身の筋肉、内臓、血管が疲労していくのです。
 
いわゆる身体がだるい、重いといった疲労感は腎臓の疲労によるものです。
 「「脳の呼吸」を整えればあなたの全身はよみがえる! より」
 
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。
 
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
 
また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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