「慢性炎症を抑えられるかどうか」が、健康長寿への分かれ道
「慢性炎症を抑えられるかどうか」が、健康長寿への分かれ道
歯周病といえば、最近、全身の病気とのかかわりが注目されています。
なかでも密接な関係にあることがよく知られているのが、「糖尿病」です。
糖尿病があると、歯周病になりやすく重症化しやすいということは以前から知られていましたが、最近の研究で、その逆の矢印もあることがわかってきました。
なぜかといえば、歯周病菌や、歯周病菌に反応して歯のまわりでつくりだされる「炎症を引き起こす物質(メディエーター)」が、血流に乗って全身を巡り、血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きを邪魔してしまうのです。
同じようなことは動脈硬化でも発見されています。
歯のまわりで炎症を起こした原因が、遠くの炎症の原因にもなる。
たとえるなら、“飛び火”のようなもの。
1か所でくすぶっていると、遠くのどこかに飛び火して、新たなくすぶりを起こすこともあるのです。
「体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! より」
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経(手・足)の不調はもちろん、中枢神経(脳・脊髄)の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
ビタミンB12について?
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