乾燥によるかゆみには肺か陰を補う

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乾燥によるかゆみには肺か陰を補う
 
肌がカサカサしてかゆいとき、外部の乾燥が原因になっている場合と、内部の潤いが足りなくて乾燥している場合の、二つのタイプがあります。
 
秋冬になると肌がかゆいという場合は、外部の乾燥が原因になっているタイプです。
肺の機能を高めることを考えましょう。
深い呼吸をしたり、手の肺経をさすったりするとよいでしょう。
 
季節を問わず、一年を通して肌が乾燥している場合は、肝の血と腎の水が不足しているため、体を潤す陰の成分が足りず、表面が乾燥していると考えられます。
肌も熱を持っているでしょう。
肝と腎の働きをよくするために、足首の内側やすねのあたりをさすったり、すっぱいものや黒いものを食べるように心がけましょう。
また、こうした場合は、あまり体を温めるのはよくありません。
温めると熱でよけいに乾燥してしまいます。
眠る前にも温かいものを飲むより、ほんの少し冷たいものをとるとよく眠れます。
 
どちらの場合も、肌に水分で潤いを与え、そのあとにワセリンや肌用オイルで油分を補って保湿をすることもたいせつです。
 
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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調はもちろん、中枢神経の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれにもおすすめです。
 
ビタミンB12の働き
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