部下を叱る時の3つのルール

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部下を叱る時の3つのルール
 
そもそも叱るという行為の目的は、相手が同じ過ちを犯さないように反省を促し、改善させることです。
ところが、世の中には怒鳴り散らすこと自体が目的になっている人が多くいます。
 
相手に失敗を検証させ、改善させるために大切なのは、やハリ自律神経のバランスを整えることです。
血流がよくなり、細胞の一つひとつが活性化すれば、冷静に過ちを分析し、対策を講じることができます。
それと同時に、筋肉もスムーズに機能するので、細かい作業も正確にやり遂げられるようになります。
 
しかし、相手の自律神経のバランスを崩してしまった場合、怒られている最中からすでに相手は聞く耳を持たなくなります。
緊張と不安も高まってミスを冷静に検証できません。
そればかりか、心や体に不具合が生じて出社もままならなくなるかもしれません。
相手の能力を高めるために叱っているはずなのに、それでは本末転倒です。
 
したがって、叱らなくてはいけない際は、相手の自律神経のバランスを保つために次の3つのことに気をつける必要があります。
 
1.時間を空けずに叱る
2.短く叱る
3.1対1で叱る
 
1.は簡単なことです。
時間が経過して、「あのときの件だけど」と後から言われるのは、部下にとってはたまりません。
自分なりに反省して心の整理をつけているにもかかわらず、ミスを掘り返されて叱られると、もう一度落ち込むことになります。
これは、せっかく回復した自律神経のバランスを再度乱す行為です。
 
2.は、ダラダラとしかっても相手の傷口に塩を塗ることにしかならないという意味です。
具体的解決策を提示するならいざ知らず、「どうしてこうなっちゃうのかなぁ~」「なんとかならないの?」など、誰にでも言える批判並び立てるのは時間の無駄ですし、相手の健康も害しかねない不毛な行為です。
 
3.は特に重要です。
人前で叱っては絶対にいけません。
怒られるということ自体がすでにストレスなのに、さらに人前で叱られた場合、緊張はさらに高まり、ストレスはより一層ふくれ上がります。
それが原因で寝つきが悪くなり、翌朝に疲れを持ち越し、どんどん体調が崩れていくという健康被害を招きかねません。
 
部下の心と体の健康を守ることは、上司としての義務です。
「言い方」に気をつけさえすれば、それはいくらでも適えられるのです。
 
「怒る」と「叱る」を混同しない
 
たとえば、ミスが起きた時に「何でミスしたんだ!」と部下を怒鳴っただけで、叱ったつもりになっていませんか?
しかし、それは単に事実をとがめているだけで、「叱る」とは別物です。
叱るというのは、具体的に反省点を指摘して、的を絞って反省できるように促すことです。
 
ミスが起きた時は、まず、どうしてそんな結果になってしまったのか一緒に考えてあげてください
そして、ダメな点を具体的に指摘するのです。
そうすると相手はポイントを絞って悩むことができるので、無駄な時間をかけずに深く省みることができます。
 
また、ともに考える姿勢を見せることで、「この人は、自分の責任として考えてくれている」と、相手の信頼を勝ち取ることができます。
その気持ちが、「一緒にがんばろう」というモチベーションにつながるのです。
 
元気がなさそうな人に、「調子はどうだい?」など、こまめに声をかけることも大切です
元気があるかないかは、だいたい、帰り際の背中を見るとわかります。
猫背になっていたり、足取りが重かったり、「お疲れ様でした」の声が小さかったりしたら要注意です。
そういう人はたいてい、日ごろの言い方もネガティブになっているはずです。
常に部下に気を配り、正しい言い方で励まし、チームのパフォーマンスを高めましょう。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
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最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
 
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12の働き
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