どんなに休んでもこころの疲れは消えない

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どんなに休んでもこころの疲れは消えない
 
50代ともなれば、自分の肉体的な衰えについては自覚が出てきます。
「以前のようなムリはできないな」とか、「休めるときにはたっぷり休養したほうかいいな」という気持ちになります。
 
けれども同時に、踏ん張らなければいけない年代です。
家のローンが残っていたり子どもの教育費のことを考えると、「ここはつらくても頑張るしかない」と言い聞かせてしまいます。
職場ではまだまだ責任の思い仕事を任されますし、部下を率いる立場ともなれば弱音は吐けません。
 
するとどうしても、週末は体の休養を優先させたくなります。
ゆっくり休んで疲れを取って月曜日に備えようとします。
ここで考えていただきたいのは、ほんとうに疲れているのは体なのか、こころなのかということです。
 
体が疲れているだけなら、確かに休養は必要です。
家の中でゆっくり過ごすのがいちばんでしょう。
でももし、疲れているのがこころだとしたら、むしろ外に出て日の光を浴びながら過ごしたほうがいいのです。
スポーツができなければ、ただの散歩でもいいし、公園で子どもたちのサッカーや野球を見物するだけでもいいのです。
 
 外に出るというのは、気晴らしと言えば気晴らしです。
 
 でも家の中で過ごすより、はるかに仕事や職場を忘れることができます。
心配事や月曜日からの予定を思い出さなくて済むし、上司の顔も浮かべなくて済みます。
外にいれば老人や子どもや家族連れや若者、いろいろな世代の人に会いますから、ふと思い出すこともあるでしょうが、そう多くはないはずです。
 
 これは自分のこころと向き合わなくて済むということです。
悩みや不安、義務感や重圧感から解放されるということです。
一方で、室内で体を休めて過ごすとどうなるでしょうか。
 
 肉体的な疲れは取れるかもしれませんが、精神的な疲労感が消えるとは限りません。
いくらのんびり過ごしても、頭の中に仕事や職場のことが居座り続けてしまえばこころの疲労感は蓄積し続けるからです。
ましてそこに、人間関係の悩みや将来への不安が入り込んでしまうと、家に中にいてもジッとその不安や悩みと向き合うだけになってきます。
「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」
 
2019.9月より、ブログを以下に移行いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12について?
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