脳は肉を求めています

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脳は肉を求めています

 

「幸せ物質」セロトニンの材料となるのはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸の一種です。

「必須」というのは、人間の体では作り出せないので食べ物から補給するしかないという意味で、それくらい大切な成分なのです。

 

トリプトファンはタンパク質から作られますから、つまり肉を食べることがセロトニンの量を増やしてくれることになります。

セロトニンはもともと脳内に微小な量が存在していますが、年齢とともに減少してきます。

したがって、年齢を重ねるほどに不足するセロトニンは、肉を食べ、また光を浴びることで補う必要があります

 

肉のコレステロールはしばしば悪者扱いされますが、じつは脳の細胞膜の材料となっているのもコレステロールです。

しかもセロトニンを脳に運ぶ役割を果たしているとされます。

つまり肉には、幸福感をもたらすだけでなく脳細胞を強化する働きもあるのです。

 

そして、コレステロールにはほかにも大切な働きがあります。

わたしたちの体に必要なさまざまなホルモンの材料でもあるのです。

 

たとえば免疫の働きを持つステロイド系のホルモンや、男性ホルモンもコレステロールが材料です。

ホルモンは種類も多く、その働きも非常に複雑で中途半端な説明ではかえって誤解を招くかもしれませんので、ここでは基本的なことに留めますが、肉のコレステロールが体とこころの元気を作ってくれるということだけは事実なのです。

 

ところが現実の食生活はどうでしょうか。

 

セロトニンが不足し始める年齢になって、肉を避けるようになります。

 

男性ホルモンが不足している年齢なのに、肉を食べないようになります。

 

どちらもこころと体の健康や、いくつになっても若々しくありたいという願望とは逆の生活です。

どこが元気になれない、しょぼくれてきた、意欲も好奇心も薄れてきたと実感しながら、「でも歳なんだから」と言い聞かせて自分をごまかしている生活です。

 

それが脳には不満なのです。

 

無性に肉が食べたいと感じるときは、脳が求めているんだと受け止めてみましょう。

「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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