「キレる」大人が最近、増えている

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「キレる」大人が最近、増えている

 

最近、「キレる」大人が増えています。

 

警視庁の犯罪統計データによると、暴行事件で検挙された人数が、この20年間に、働き盛りの年齢層で急増しています。

 

これまで暴行事件といえば、若い世代に多いと思われていました。

たしかに20年前まではそうでした。

2002年までは、14~19歳までの若年層が、暴行事件で検挙される数でトップでした(年間5885人のうち1657人)。

 

ところが、その後になると、30代、40代、50代の検挙数がうなぎのぼりになり、40代が、2018年時点で6倍(957人→6027人)にまで増加しトップに。

次いで30代(975人→5241人)で、10代は最低(1113人)となっています。

 

いわゆる働き盛りで分別のある世代がもっとも多く暴行事件で検挙される時代になったのです。

 

 

暴行事件というと、最近よく駅員への暴力行為がニュースで話題になります。

これも15年ぐらい前から増えはじめています。

 

駅員への暴力行為が発生するのは夕方以降の時間帯に多いのですが、必ずしも飲酒だけが原因ではありません。

理由がはっきりしていないケースが四割ぐらいあります。

 

ようするに、ちょっとしたことでキレてしまい、暴行事件を起こして検挙に至ったケースが少なくないのです。

 

現代のデジタル社会では、パソコン三昧のストレスフルな仕事生活を余儀なくされますから、夕方には多かれ少なかれ「セロトニン欠乏脳」の状態になって、帰宅の途につくことが理由として考えられます。

 

そして混雑した駅構内や電車内でストレスがかかることで、「切り替え脳」が正常に働かなくなり、ちょっとしたことにキレてしまう、というわけです。

まさにデジタル社会の負の側面といえるでしょう。

 

また、最近のコロナ禍で、「引きこもり生活」を余儀なくされて、「セロトニン欠乏脳」に陥ってしまい、家庭内暴力が増えたのも、同じメカニズムだと考えられます。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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慢性疲労は、人を攻撃的にする

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慢性疲労は、人を攻撃的にする

 

「怒り」のコントロールにも、「セロトニン」が重要な役割を担います。

「切り替え脳」がスムーズに働くためには、潤滑油としてのセロトニンが不可欠なのです。

 

その証拠として、脳内のセロトニンが枯渇すると、「攻撃行動」に歯止めが利かなきなるという実験報告があります。

 

前頭前野の「切り替え脳」は、脳幹の「セロトニン神経」から濃密な神経連絡があることが解剖学的に知られています。

 

そのデータをベースに、次のような実験が行われました。

 

ラットのセロトニン神経を薬物で破壊して、脳内にセロトニンの分泌が起こらないようにします。

 

そうすると、ラットはマウス殺しをするのです。

 

同じケージに大きな体のラットと小さなマウスを一緒に棲まわせると、通常はちょっとしたちょっかいをかける程度で、大きな争いもなく、ケージ内でともに過ごします。

 

ところが、セロトニン神経が破壊されたラットの場合は、衝動的な攻撃行動に歯止めが利かなくなって、マウスを殺してしまうのです。

 

これは「切り替え脳」がスムーズに働く潤滑油(セロトニン)がないために、攻撃行動にブレーキが作動しなくなるからです。

 

つまり、「切り替え脳」をスムーズに働かせるためには、セロトニンが不可欠だと考えられます。

 

 

人間も同じです。

 

慢性疲労の状態に陥ってしまうと、セロトニンの分泌が減少し、さまざまなメンタルヘルスの症状が現れます。

そのなかに、「キレやすい」すなわち、「怒り」をコントロールできなくなる症状もふくまれます。

 

誰でも疲労がたまってくると、キレやすくなりますが、その理由は、セロトニンという潤滑油が足らなくなったために、「切り替え脳」がうまく作動しなくなるからです。

 

セロトニン欠乏脳」にならなければ、「切り替え脳」は正常に作動するわけなのですから、これは、人が怒りやすくなるのは、人格の異常などではなく、「疲労」が原因だと考えられます。

 

ですから、なんだかイライラする、怒りっぽくなっている、と思ったら、疲れがたまっている、ストレスがたまっていると考える、セロトニンの分泌が減少していると理解する。

そして、「セロトニン神経」を再活性化させる営みを積極的に行なって、その暴発リスクを回避しなければなりません。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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「怒り」が爆発するメカニズム

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「怒り」が爆発するメカニズム

 

慢性疲労の原因となる「怒り」に焦点をあてます。

 

「怒り」が爆発するのはどんなときか?

 

脳の「不安・怒りの神経回路」が暴走したときです。

 

「脳内危機管理センター」として働く「ノルアドレナリン神経」もその一端を担います。

 

ノルアドレナリン神経を通じて受けた外部からのストレス刺激により、「大脳辺縁系」にある「扁桃体」が「不快」の判定を下すと、「不安・怒りの神経回路」が活性化されて、同時に怒りの情動が生まれます。

 

この「不安・怒りの神経回路」は、無意識に働く回路です。

 

つまり、人の本能をつかさどる回路の一つです。

 

なお、外部からのストレス刺激ではなく、たとえば、自尊心を傷つけられた、理不尽な要求を受けた、信じがたいニュースを見聞きした、ひどい裏切り行為に遭遇した、などの内部からの不快な情報は、認知機能を担う「大脳皮質」で処理され、扁桃体に伝えられます。

 

 

さて、脳の「不安・怒りの神経回路」が活性化されても、通常は数秒のうちに、その情動を抑えるためのブレーキが作動します。

脳の前頭葉のなかでもっとも前に位置する(オデコのあたり)「前頭前野」がその機能を担います。

 

前頭前野には、「集中して判断する、知識を記憶する、アイデアを出す、共感する、意欲を掻き立てる」といった、「人間性」にかかわる諸機能があります。

それらのなかに、「怒り」をコントロールする(切り替える)機能もあります。

 

その機能をここでは、

 

「切り替え脳」

 

と呼ぶことにします。

 

「不安・怒りの神経回路」が活性化されると、通常は数秒のうちにこの「切り替え脳」(前頭前野)に信号が送られ、切り替え脳がブレーキをかけます。

 

しかし、なんらかの原因によってこのブレーキが利かなくなると、「不安・怒りの神経回路」が暴走するのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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ストレスを“意欲”に切り替える「ドーパミン神経」

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ストレスを“意欲”に切り替える「ドーパミン神経」

 

脳の疲れを回復する、あるいは疲れない脳をつくる方法として、人間の「認知機能」を活用した方法を紹介しましょう。

 

簡単にいえば「ポジティブ思考」です。

 

この時脳内では、ドーパミン神経」が中心的な役割を果たします。

脳内の「情動中枢」である「扁桃体」が「快」の判定をくだす状況が発生すると、脳幹・中脳の「ドーパミン神経」が活性化されて、その快をもっと味わいたいという信号を前頭前野に送り、意欲、渇望が生まれます。

 

たとえば、何か食べ物を口に入れて、脳がそれを「美味しい!」と判定する。

すると、もっと食べたいという気分と行動をうながします。

 

「快」の判定は、通常、眼、耳、鼻、舌、皮膚の五感を介した身体的感覚によって無意識に行ないます。

 

しかし、意識的あるいは認知的な快の感情、たとえば、他者からの励ましの言葉をもらったとき、好ましい評価を受けたとき、あるいは自分のなかで何か好ましい状況を思い描いたときも、渇望は生まれるのです。

具体的にいうと、「会社でトップの成績をあげたい!」「昇進したい!」「大儲けしたい!」「試験に合格したい!」「試合に勝ちたい!」「彼女(彼)と付き合いたい!」などです。

 

 

ここで重要なポイントは、そういった「快」のイメージを抱くと、「不安・怒りの神経回路」の働きが弱まる、ということです。

 

「こうなりたい!」という意欲を持って行動すると、実際には厳しいストレス状況にさらされます。

 

たとえば、忙しく仕事をしたり、夜遅くまで勉強をしたり、激しく練習をしたりするなど、さまざまなストレスを受けることになるわけです。

 

そのようなハードワークを他人から強制されれば、間違いなく、「不安・怒りの神経回路」が活性化されてしまいます。

 

しかし、自らの意思、すなわちポジティブ思考によってそれを行なうのであれば、「不安や怒り」は発生しないのです。

 

これは、ポジティブ思考が、ストレス状況においても「不安・怒りの神経回路」を活性化させずに、逆にドーパミン神経を活性化させ、前頭前野に信号を送って、前向きに、活発に物事に臨むようにしてくれるからです。

 

ようするに、「考え方」や「発想の違い」だけで、活性化される脳内の回路が変わるということです。

こうした脳のメカニズムをうまく利用して、ストレス対策を行なうのも一つの方法です。

 

 

ただし、それには前提があります。

 

ポジティブ思考をするにも、やはり、心と体の元気を演出する「セロトニン神経」をちゃんと活性化させる工夫や努力を実践して、元気でいなければならないということです。

 

心と体が元気でなければ、ポジティブ思考はうまくできません。

空回りするだけになってしまいます。

 

逆に、ネガティブ思考が「心の疲労」を悪化させてしまうことを、脳科学で解説するとこうなります。

 

失敗や挫折などを経験すると、自分に対するネガティブな評価や感情が大脳(認知機能)に記憶されます。

 

この記憶が何かのきっかけで思い起こされると、「扁桃体」で不快の判定が下されて、「不安・怒りの神経回路」が刺激され、「ストレス中枢」の活性化と同時に「セロトニン神経」の抑制かが起こります。

 

ネガティブ思考が一時的でなく、クセになってしまうと、やっかいなことになります。

「心の疲れ」の回復力を弱めるのです。

自分で自分を疲弊させ続けてしまうのです。

 

そうならないために、「疲れない脳をつくる」生活や方法を実践するのに加え、日記を書いたり、家族や友人に相談してたり、あるいは心理カウンセラーにアドバイスを求めたりしながら、ネガティブ思考のクセを矯正していきましょう。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。

 

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ノルアドレナリンが“暴走”してしまうと……

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ノルアドレナリンが“暴走”してしまうと……

 

ノルアドレナリン神経」の活動が過剰になると、今度は逆に好ましくない影響が現れます。

興奮状態になり、頭が真っ白になり、筋肉が硬くなり、いわゆる「上がり」の状態になってしまうのです。

 

この状態になってしまうことに抑制をかけられるのは、じつは「セロトニン神経」なのです。

 

生命を守るために強力な働きをする「脳内危機管理センター」が、大した危機でもないのに、やたらに警報を発して、脳を混乱に陥れる状態、つまりノルアドレナリン神経が暴走状態になると、問題です。

 

たとえば、電車やバスに乗るだけで激しい動悸がしたり、電車のつり革に触ったあといつまでも手を洗い続けてしまったり……。

こうなると、「パニック障害」「強迫性神経障害」「不安神経症」などと病院で診断されたりします。

 

このノルアドレナリン神経の暴走を止めて、平常心を取り戻せるのも「セロトニン神経」の役割なのです。

 

ですから、パニック障害や強迫性神経障害、不安神経症、そして、うつ病の治療薬として、脳内のセロトニンレベルを高く維持する薬(SSRI)が使われるわけです。

 

昼夜逆転は、悪しき生活習慣の極み

 

セロトニン神経」の活性化因子は、「太陽の光」と「運動」です。

 

したがって、現代のデジタル社会は、セロトニン神経の活性化という点でも、好ましくありません。

部屋にこもって太陽の光を浴びず、デスクの前に座って体をほとんど動かさない、といった生活が長時間続くからです。

 

最悪なケースが、昼夜逆転の引きこもり生活です。

 

そんな生活を続けていると、セロトニン神経の活動がどんどん弱まり、頭も心も、体の動きも鈍くなり、やがては病気になってしまいます。

 

 

人間のこれまでの歴史を振り返ると、文明化される以前には、日の出とともに生活を開始し、汗水流して肉体労働をしていたわけですから、セロトニン神経の活性化という点では申し分なかったといえるでしょう。

 

そういった生活では、肉体の疲労はあったとしても、「頭の疲れ」や「心の疲れ」はいまのように問題となる状況ではなかったのです。

ところが現代生活では、その自然な営みが失われてしまったのです。

 

いま、セロトニン神経を積極的に活性化させる工夫や努力が、現代人には必要不可欠になってきているのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。

 

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適度なストレスは、日常生活に必要不可欠

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適度なストレスは、日常生活に必要不可欠

 

セロトニン神経」のほかに、もう一つの「覚醒中枢」であるノルアドレナリン神経」は、体の内外から発せられる身体的ストレスで活性化されます。

 

多くの人は、朝起きるために目覚まし時計を使っているでしょう。

 

これは「聴覚性ストレス刺激」によって脳を覚醒しているのです。

 

あるいは、家族の誰かに揺り動かしてもらって起きるときは「触覚性ストレス刺激」によって脳を覚醒しています。

揺り動かしても起きられないときは「痛みのストレス刺激」を加えてもらえば必ず脳を覚醒させることができます。

 

このように、体の内外から発せられるストレスによって、ノルアドレナリン神経は活性化します。

太陽光と運動によって活性化するセロトニン神経とは、まったく異なります。

 

しかし、ノルアドレナリン神経もセロトニン神経と同じように、夜の睡眠時には活動せず、朝の起床とともに活動を開始し、持続的な働きを行なう、という点は共通しています。

 

ノルアドレナリン神経は、五感(視覚・聴覚・触覚など)を介してストレス性の刺激が与えられると活性化されて、人間の脳の覚醒レベルをさらに高め、集中力や積極性をもたらします。

つまり、ストレスに打ち勝つために脳全体に警報を発し、戦闘態勢をととのえさせるのが、ノルアドレナリン神経の役目です。

 

 

私は、ノルアドレナリン神経は「脳内危機管理センター」だといっています。

 

ノルアドレナリン神経が正常に作動しているおかげで、私たちはさまざまな危機を乗り越えて生命を維持できるのです。

 

たとえば、敵対動物が対峙したときに、両者の動物は目をむき、牙を出し、うなり声を上げ、攻撃行動の態勢をととのえます。

 

人間の場合も同じで、たとえば柔道の選手が、対戦相手を前にして、心臓の鼓動が高まり、緊張した気分になり、体が引き締まるといったような状態です。

 

それを無意識のうちに指令するのが、「脳内危機管理センター」である「ノルアドレナリン神経」です。

 

誰でも、寝覚めのボーッとした状態ではテキパキとした行動はできません。

事前の準備が必要になります。

 

そこで無意識のうちに、軽めの身体的ストレスを自らに与え、そうすることでノルアドレナリン神経を適度に活性化し、頭・心・体をベストコンディションに持っていこうとするのです。

そういう意味で、適度なストレスは、人間が活発な日常生活をするうえで必要なのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。

 

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セロトニンが脳に与える「五つの指令」

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セロトニンが脳に与える「五つの指令」

 

ここで、「セロトニン神経」について、現在までに知られている脳科学の知識をまとめておきましょう。

 

 

人間の脳には約140億個の神経細胞があります。

 

一般に、神経は電気信号(インパルス)によって指令を伝達し、神経末端から神経伝達物質を分泌して、標的細胞に影響を与えます。

 

脳内には数十種類の神経伝達物質があるとことが知られていますが、「セロトニン」もその一つです。

 

そして、そのセロトニンを細胞内で合成・分泌し、それを情報伝達に利用するのがセロトニン神経です、

数万個のセロトニン神経が、脳の一番奥、「脳幹」という場所(縫線核)にあります。

 

セロトニン神経はたった数万個なのですが、驚くことに、「軸索」というケーブルを使ってセロトニンを分泌し、脳全体に影響を与えているのです。

 

 

セロトニン神経の活動特性も明らかになっています。

 

セロトニン神経は、睡眠中にはほとんど活動せずに、朝の覚醒とともに規則的な活動をはじめ、セロトニンを分泌します。

 

そして、次の五つの「覚醒時の脳機能を演出する」働きを開始します。

 

 

1.朝の目覚めをよくする

2.心のバランス(平常心)を保つ

3.自律神経を整える

4.不安な痛みを抑える

5.顔つきや姿勢をシャキッとさせる

 

 

つまり、朝の起床時に、セロトニン神経が正常に活動を開始すれば、すっきり目覚めて、心がポジティブになります。

 

顔つきや姿勢もシャキッとします。

 

頭も心も、体の働きも活発になるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。

 

ビタミンB12について?

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