「コロナうつ」は増えて当然

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「コロナうつ」は増えて当然

 

ここでちょっと直近の話題に目を向けましょう。

 

中国ではじまった新型コロナウイルスの感染が全世界に広がり、大勢の人々が亡くなりました。

日本では、緊急事態宣言が出され、不要不急の外出が禁止されました。

 

その効果によって、爆発的な感染拡大はいったん抑えることができ、緊急事態が解除されましたが、新たな問題として、いわゆる「コロナうつ」が話題にのぼってきました。

「自粛生活」を強いられたことによって、もともと元気で生活していた人が、うつ傾向になるなど、メンタルヘルスの問題を抱えてしまったのです。

 

心身ともに元気で過ごすための源である「セロトニン神経」は、毎日の生活のなかで絶えず活性化される必要があります。

 

太陽の光、そして運動が、セロトニン神経の活性化因子だといいましたが、「引きこもり生活」によって、太陽の光も浴びない、体もちゃんと動かさないでいると、次第にセロトニン神経が弱ってしまうのです。

 

ここでは、「引きこもり生活」をすると、元気の源であるセロトニン神経が弱まり、セロトニン分泌量が減り、メンタルヘルスの問題が発生してしまう、という事実を、心に留めておいてください。

 

「三密」は、心にも悪影響がある

 

さて、感染拡大がいったん収束して、元の生活が再開されつつあるときに、もう一つ深刻な問題が浮き彫りになってきました。

 

私たちの生活環境が、元来、コロナウイルスの感染拡大の温床となる危険性を秘めていたことです。

 

それは、いわゆる「三密」です。

密閉・密接・密集の生活環境です。

 

都市の生活環境は基本的に「三密」です。

職場も、学校の教室も、飲食店も、娯楽施設も、そして交通機関である電車・バス・飛行機・船……すべてそうです。

 

この生活環境は、文明化、合理化された都市生活の究極の形ともいえますが、それがコロナウイルスの温床なのです。

ですから、すんなりと、もとの生活に復帰できないという現実、問題が、浮き彫りになってきたのです。

 

 

では、どうすればいいのか。

 

「三密」とならないように工夫するしかありません。

新しいライフスタイルが求められます。

具体的には、テレワークやオンライン・コミュニケーションによる新生活です。

現代はデジタル全盛の時代で、テレワークやオンライン・コミュニケーションが実践しやすい状況にあります。

 

ただし、デジタル三昧になっては絶対にダメです。

 

セロトニン神経が弱まらないように配慮しなければなりません。

オンラインを大いに活用しながら、太陽の光をたくさん浴びて、自然のなかで適宜、体を動かす行動を意識的に取り入れて、心身ともに健やかな新しいライフスタイルを構築していかなければなりません。

 

コロナウイルスのさらなる感染拡大も予想されます。

ウィズ・コロナの時代です。

また、今後、コロナとは別のウイルスが現れ、感染が拡大する可能性も否定できません。

 

見方を変えると、今回のコロナ禍は、現代人に「人間本来の生き方に立ち返れ」と教えているのかもしれません。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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太陽の光を浴びること、そして運動すること!

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太陽の光を浴びること、そして運動すること!

 

うつ病は、「セロトニン神経」の活動が弱ることで発症する病気です。

 

したがって、うつ病治療薬であるSSRI(選択的セロトニン再吸収阻害薬)は、脳内セロトニンレベルが低くならないようにすることを目的としています。

 

セロトニン神経の働きが、ストレスや悪しき生活習慣などで抑制されて、セロトニン分泌が減ってしまう、すなわちセロトニン欠乏脳」になってしまうと、うつ病が発症するのです。

 

そして、セロトニン神経の活動を弱らせる最大の原因が、やはり「デジタル依存」なのです。

 

 

デジタル依存の生活がなぜセロトニン神経の活動を弱らせるのでしょう。

 

それは、セロトニン神経の「活性化因子」がなんであるかを知ればわかります。

 

セロトニン神経を活性化させるもの。

それは、

 

1.太陽の光

2.運動

 

の二つです。

非常にシンプルです。

 

お日さまを浴びて、体を動かせば、セロトニン神経は活性化されるのです。

しかし、デジタル依存の生活は、この二つと無縁なのです。

 

あらゆる動物の生命活動の“要

 

「太陽の光と運動……なんだ、そんなことか」と思うかもしれません。

 

しかし、じつはこの二つは、あらゆる動物の生命活動の“要”なのです。

 

地球上で生命活動を営むものには植物と動物があります。

植物の生命に不可欠なのは、太陽光と水と空気(炭酸ガス)です。

 

一方、動物は、その名のとおり、自ら動いて(歩行のリズム運動)獲物を取り、それを噛んで(咀嚼のリズム運動)体内に取り入れ、血液に吸収された栄養物を、吸収によって(呼吸のリズム運動)吸い込んだ酸素を使って全身の細胞にエネルギーとして運びます。

 

これが動物の生命活動の基本です。

つまり「歩行」「咀嚼」「呼吸」の三つのリズム運動が、生命を維持する基本だということです。

 

 

この三つのリズム運動をつかさどる神経機構は「脳間」に存在します。

それらの構造の正中部(縫線核)に「セロトニン神経」が位置しています。

 

ようするに、歩行・咀嚼・呼吸のリズム運動をしっかり行うとセロトニン神経が活性化されるように私たちの脳はできているのです。

 

生命活動に直結した運動が、動物である人間の生命力の源になっていて、セロトニン神経がその仲介役を担っているということです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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「心の疲れ」は、こんな病気も引き起こす

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「心の疲れ」は、こんな病気も引き起こす

 

「心の疲れ」は、脳の視床下部にある「ストレス中枢」を活性化させて、体にもストレス反応を引き起こします。

 

ストレス中枢の興奮は、体のストレスシステム(視床下部・下垂体・副腎経路)を介して副腎皮質を刺激して、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌をうながし、全身の臓器に悪影響を与えます。

 

その結果、免疫機能を低下させて風邪を引きやすくし、肥満や高血圧、糖尿病などの、いわゆる「ストレス病」を二次的に誘発するのです。

 

さらに、最近の研究では、「ストレス中枢」の活性化が、「覚醒中枢」の一つである「セロトニン神経」の働きを抑えてしまうことが明らかになりました。

 

それが、質のいい睡眠や、朝のすっきりした目覚めを阻害する要因になります。

 

それだけではありません。

 

セロトニン神経の抑制は、自律神経失調症や慢性疼痛、うつ病などを引き起こす原因になります。

 

したがって、セロトニン神経の働きを毎日の生活で弱らせないように、活性化させ続ける努力と工夫が必要で、それが「心の疲れ」をこじらせないためには不可欠なのです。

 

セロトニン神経を活性化させる、さまざまな方法について、ここでは“セロ活”と呼ぶことにします。

 

「心の疲れ」は、ちゃんと対策を取れば、未病のうちに回復させることができます。

 

大切なことは、心の疲れをこじらせないこと。

 

そして、“セロ活”を継続すること。

 

そのことに尽きるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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慢性疲労が「うつ」をもたらす

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慢性疲労「うつ」をもたらす

 

スマホやパソコンなどのデジタル機器が、仕事でもプライベートでも不可欠なアイテムになり、生活を大きく変容させていきました。

 

少し極端ですが、「デジタル依存生活」をしている人がけっこういるはずです。

 

そして、よく眠れなくなる。

 

すると、さらにインターネットやゲームをやってしまい、朝は寝不足で頭がすっきりしない、体調がすぐれない……。

 

それが「心の疲労」につながっていきます。

 

そして脳全体がしだいに機能不全に陥ると、それがパニック症状や強迫症状、そしてうつ症状を引き起こすのです。

 

 

この悪循環は、他人や外部からの影響ではなく、本人が夢中でデジタル三昧生活を送っているうちに、すなわち「知らないうちに」陥ってしまうところに問題があります。

 

デジタル依存生活には大きな健康リスクが潜んでいます。

 

切れる刃物ほどケガを負いやすいように、すぐれたデジタル機器には私たち人間の“脳を壊す”ほどの危険が潜んでいるのです。

 

そして、このデジタル依存生活こそ、「慢性疲労」の最大の原因なのです。

 

ただし、そのことに気づけば、しかるべき対策を取ることが可能になり、避けることができます。

 

私たち現代人は、デジタル機器との上手な付き合い方を早急にマスターしなければならない時期にきているのです。

 

 

厚生労働省の統計データによると、うつ病の発生頻度は、デジタル社会の進行とともに、うなぎのぼりで増加しています。

 

2000年以前には20万人程度のうつ病患者数であったのが、ほんの20年で100万人にまで急増してしまったのです。

 

遺伝的な背景を持つ「躁鬱病」まったく増えていません。

うつ病だけがこの20年間で急激に増えたことになります。

 

 

また、うつ病は自殺の大きな原因にもなりますが、自殺者の数も2000年以降に急増しています。

 

うつ病患者の急増は、それだけ、デジタル機器がすぐれもので魅力的だからです。

だから誰でも簡単に、すぐにハマってしまい、朝から晩まで使い続ける「依存症」状態になってしまうのです。

 

日本だけでなく、世界保健機関(WHO)の予測では、「うつ病は2030年にはもっとも頻度の高い病気になっているだろう」とされています。

 

50年前に自動車が急速に普及したとき、都市部の大気汚染が社会問題になりました。

 

そして、この現代のデジタル社会では、「頭の疲れ」と「心の疲れ」、それにともなううつ患者の増加や、それによる自殺者の増加が大きな社会問題になりつつあるといえるでしょう。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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不安や怒りの“暴走”を止めるには――

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不安や怒りの“暴走”を止めるには――

 

精神的ストレスというのは、通常、一時的に加わるものです。

精神的ストレスにはさまざまなものがありますが、もっとも深刻なのは「死別」でしょう。

 

たとえば、家族や友人、愛する人との別れ……その場面・状況はさまざまで、病気や不慮の事故、自然災害や戦争などがありますが、発生したそのときに、激しい情動(悲しみや憤り)が起こるのは当然です。

 

しかしそれは、一生の間で何度も遭遇するものではありません。

ところが、そういった激しい情動の記憶は、その後も繰り返し思い出され、そのたびに「不安・怒りの神経回路」が刺激され、疲弊してしまったりするのです。

 

忘れられない記憶に心を揺さぶられ続ける――というわけで、そこに、「「心の疲れ」が持つ深刻な問題があります。

 

 

また、そこまで深刻でなくとも、人間関係におけるパワハラやいじめというのも「心の疲れ」の大きな原因になりますし、仕事における失敗や、社会生活における恐怖体験なども原因になります。

 

それらの記憶に繰り返し、扁桃体を含む「不安・怒りの神経回路」が刺激されることで、心が疲弊していくのです。

 

それだけではありません。

そんな「忘れられない記憶」は、未来を見通す際にも問題を起こすのです。

 

先のことを前向きに考えようにも、「この先、あの悪夢がふたたび起こるかもしれない」……という不安や恐怖が邪魔をし、心を疲弊させるのです。

その結果、パニック障害強迫症状、そしてうつ症状が現れる場合もあります。

 

心の疲れをどう解消するか。

 

あるいは、疲れない心をつくるためにはどうすればいいのでしょうか。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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「頭の疲れ」と「心の疲れ」の違い

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「頭の疲れ」と「心の疲れ」の違い

 

さて、「脳の疲れ」には、もう一つ、「心の疲れ」があります。

 

先に述べた大脳の疲労を「頭の疲れ」と呼んで、ここでは区別することにします。

「心の疲れ」は、さまざまな心労(精神的ストレス)が積み重なった結果、引き起こされるものです。

 

「心」に関する脳の領域は「大脳」ではなく、「大脳辺縁系」にあり、大脳辺縁系は、情動の表出や意欲、そして記憶や自律神経活動などに関与しています。

 

 

精神的ストレスが加わると、大脳辺縁系の「扁桃体」が刺激されます。

 

扁桃体は、「情動中枢」とよばれ、不安や怒りなどを感じたときに活動することで知られます。

 

いわば「不安・怒りの神経回路」の中心に扁桃体があって、その回路が疲弊すると、その結果、気分が落ち込み、意欲がなくなっていきます。

 

それが「心の疲れ」なのです。

 

「でも、その心の疲れは、精神的ストレスがかかる状況から離れれば、やがて回復するはず……」

 

と、そう考えるかもしれません。

しかし、じつはそう簡単ではないのです。

 

というのは、「不安・怒りの神経回路」は記憶(海馬)ともつながっていて、ストレス状況から離れても、ちょっとしたきっかけでストレス状況にいるときの記憶が思い出され、繰り返し「不安・怒りの神経回路」が刺激され続けてしまうからです。

 

そんな、大変やっかいなメカニズムを、私たち人間は持っているのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

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「脳の疲れ」とは、大脳が興奮したままの状態

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「脳の疲れ」とは、大脳が興奮したままの状態

 

そもそも「脳の疲れ」とはいったいどのようなものかを、説明してみましょう。

 

脳の疲れは、「大脳」を酷使続けることによって発生します。

 

大脳は、人の認知機能を担う器官です。

 

この大脳を酷使すると、ボーッとして頭(認知機能)がスムーズに働かなくなります。

 

そこで、疲れを取るために眠ろうとすると、困ったことに、眠れなかったりするのです。

 

なぜなら、認知機能を担う大脳は「覚醒中枢」と結びついているからです。

大脳が過度の興奮状態になると、覚醒レベルも上がり、脳全体が休息モードに切り替わらなくなってしまうのです。

 

 

現代生活で大脳を過度に興奮させるのは、パソコンやスマートフォンなどデジタル機器を長時間、連続して使うことです。

 

それが睡眠障害の人を急増させている原因です。

今は五人に一人が不眠に悩んでいるといわれ、現代の生活習慣病の一つといえるでしょう。

 

きちんと睡眠を取ることは、人間の健康、快適な生活には不可欠です。

きちんとした睡眠が取れれば、人は朝、すっきりと目覚め、一日を元気に、快適に過ごせるはずです。

 

でも、よく眠れない……だからといって、睡眠薬を飲むのは、副作用の問題もあるので、好ましくありません。

 

やはり生活習慣を見直すことによって脳の睡眠機能を正常なものにし、人間に本来備わっている自然な睡眠を得ることが重要です。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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