「キレる」大人が最近、増えている

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「キレる」大人が最近、増えている

 

最近、「キレる」大人が増えています。

 

警視庁の犯罪統計データによると、暴行事件で検挙された人数が、この20年間に、働き盛りの年齢層で急増しています。

 

これまで暴行事件といえば、若い世代に多いと思われていました。

たしかに20年前まではそうでした。

2002年までは、14~19歳までの若年層が、暴行事件で検挙される数でトップでした(年間5885人のうち1657人)。

 

ところが、その後になると、30代、40代、50代の検挙数がうなぎのぼりになり、40代が、2018年時点で6倍(957人→6027人)にまで増加しトップに。

次いで30代(975人→5241人)で、10代は最低(1113人)となっています。

 

いわゆる働き盛りで分別のある世代がもっとも多く暴行事件で検挙される時代になったのです。

 

 

暴行事件というと、最近よく駅員への暴力行為がニュースで話題になります。

これも15年ぐらい前から増えはじめています。

 

駅員への暴力行為が発生するのは夕方以降の時間帯に多いのですが、必ずしも飲酒だけが原因ではありません。

理由がはっきりしていないケースが四割ぐらいあります。

 

ようするに、ちょっとしたことでキレてしまい、暴行事件を起こして検挙に至ったケースが少なくないのです。

 

現代のデジタル社会では、パソコン三昧のストレスフルな仕事生活を余儀なくされますから、夕方には多かれ少なかれ「セロトニン欠乏脳」の状態になって、帰宅の途につくことが理由として考えられます。

 

そして混雑した駅構内や電車内でストレスがかかることで、「切り替え脳」が正常に働かなくなり、ちょっとしたことにキレてしまう、というわけです。

まさにデジタル社会の負の側面といえるでしょう。

 

また、最近のコロナ禍で、「引きこもり生活」を余儀なくされて、「セロトニン欠乏脳」に陥ってしまい、家庭内暴力が増えたのも、同じメカニズムだと考えられます。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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