朝の習慣1.カーテンを開けて、朝日を浴びる
朝、目覚めたら、まずはカーテンを開けて朝日を浴びましょう。
わたしたちの自律神経は「体内時計」に基づいて働いています。
日中は交感神経を優位に働かせ、夕方以降は副交感神経を優位に働かせる自律神経の1日のリズムを整えるには、毎朝、体内時計をリセットすることが大切です。
毎朝のリセットが中途半端だと、交感神経と副交感神経の振り幅が弱くなり、日中はボーッとして気持ちも仕事の能率も低下。
夜になってもリラックスできずに悶々とし、メリハリのない1日を過ごすことになります。
体内時計のリセットボタンは目の奥の視交叉上核という部分にあり、朝日の強い光が目に入り込むことでリセットされます。
できれば、ベランダに出たり窓を開けたりして全身で朝日を浴びてください。
さらに良いのは、朝30分のウォーキング。
ビタミンDの生成によって免疫力を高めることができます。
また、朝日を浴びることは睡眠の改善やメンタルの安定にもつながります。
朝日が目に入ると、睡眠をうながす「メラトニン」というホルモンの分泌がストップし、14~15時間後に再び分泌されるようなタイマーがセットされます。
そして代わりに、脳内でセロトニンの分泌がはじまります。
腸でもたくさん産生される、あの「幸せホルモン」です。
これによってメンタルと自律神経が安定し、気分良く1日を過ごせます。
夜には、このセロトニンを材料として、再びメラトニンが夜に分泌されます。
朝、光をしっかり浴びてセロトニンを分泌すれば、夜にはメラトニンが豊富に分泌され、スムーズに眠りにつくことができるのです。
「免疫力が10割 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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