朝の習慣2.コップ1杯の水で腸を目覚めさせる
朝食の準備をする前に、まずコップ1杯の水を飲みましょう。
腸は睡眠中にもっとも活発に働き、前日食べたものの消化・吸収を行い、翌朝の便の準備を済ませてから休息します。
そこで、朝食の前に水で腸を刺激し、朝がきたことを教えてあげましょう。
水の刺激で蠕動運動のスイッチが入り、用意していた便をスムーズに排泄してくれます。
便秘に悩む方は、この習慣を1週間も続けると便通の改善を感じられるでしょう。
冷水でも構いませんが、身体を冷やしたくない人は温かな白湯か常温の水がおすすめ。
ただし、刺激を与えるにはグイッと一気に飲むことがポイントです。
水は朝だけでなく、1日1.5リットルをこまめに飲むことが健康の秘訣です。
わたしたちの身体は毎日、代謝や呼吸、汗や尿で2リットルほどの水分を排出しています。
そのため、食事で摂る水分とは別に、1.5リットルは飲み水で摂らないと水分不足になり、血液がドロドロになって循環が滞るほか、便秘の原因にもなります。
外出先や職場にも水を携帯し、こまめに飲む習慣を身につけてください。
朝の習慣3.朝食で自律神経のスイッチを入れる
朝日を浴びて体内時計をリセットしただけでは、自律神経の働きは不十分です。
自律神経を「お休みモード」から「活動モード」に切り替えるスイッチの役割を担うのが、「朝食」です。
朝食を食べてこそ栄養が血液を通じて全身に行き渡り、交感神経の活発な日中の活動エネルギーとなるのです。
1日の代謝が高まり、しっかりエネルギーを消費するので、朝食を食べたほうが太りにくい身体にもなります。
逆に朝食を食べない人は、昼食後に血糖値の上昇を招くことが近年の研究でわかっています。
高血糖は血管を傷つけ、太りやすくなるばかりか、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。
また、朝食が胃に入ることで、腸の蠕動運動はさらに活発になり、自然と排便がうながされます。
患者さんでも、朝食を抜いている人は便秘になりやすい傾向があります。
朝食をこれまで抜いていた方は、まずはバナナ1本からでも食べる習慣をはじめてみましょう。
栄養面でも、善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維を多く含み、ミネラルも摂取できる優秀な食材です。
そこから、ヨーグルトをトッピングするなど、食べる食材を増やし、朝食の習慣になじんでいきましょう。
「免疫力が10割 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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