血流がよくなれば、「痛み」や「冷え」も消える?

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血流がよくなれば、「痛み」や「冷え」も消える?

 

血管内皮細胞の機能の低下が進行し、血管内にプラークができると、血管の内部が狭くなり、血流が悪くなって「痛み」や「冷え」などの症状がでることがあります。

 

特に心筋梗塞の場合、次のような強烈な症状がでます。

 

 

・胸痛、胸部圧迫感(胸の上に象が乗っている感じ)、胸が絞めつけられる感じ(最も多い)

・冷や汗

・肩の痛み

・顎や首の痛み

・背中の痛み

・吐き気や嘔吐

 

 

これらの症状がでたら、すぐに処置が必要になります。

しかし、高齢の方や糖尿病の場合は症状がでないこともあります。

 

つまり、命に関わる状況になるまで気づかないということです。

そのため、寝たきりや介護が必要な状況につながる可能性も高まります。

 

足にも似たような症状がでることがあります。

足の血管が狭くなるとよく起こるのが、「閉塞性動脈硬化症」という病気です。

 

 

これらすべての病気の原因は、「動脈硬化です。

そのため、心臓や脳、足の血管の病気はしばしば同時に起こります。

 

もし、足の血管に異常があれば、心臓や脳の血管なども狭くなっていないか調べてもらいましょう。

 

下腿の血圧が低い場合は、閉塞性動脈硬化症が強く疑われます。

また、膝下には主な動脈が3本あります。

下腿の血圧があまり低下していなくても、膝下の動脈が詰まったり、狭くなったりしていることがあります。

 

典型的には、ある程度歩くとふくらはぎが痛くなって歩けなくなり、しばらく休むと回復してまた歩けるようになる、「間欠性跛行」という症状がでます。

 

心臓は安静にしているときでも、1分間に約5リットルもの血液を送り出していて、運動しているときは最大で1分間に約25リットルにもなります。

 

筋肉(骨格筋)では、安静にしているときは、心臓から送り出された血液の約20%が流れ、運動しているときは約80%以上へ増加します。

血管が狭くても、普段は血流がなんとか賄われていますが、運動しているときには各組織に血液が足りなくなります。

 

すると、疲労物質などが残って、筋肉に炎症を起こしたり、緊張状態にしたりすることで、いたみがでるようです。

主にふくらはぎに症状が出ます。

 

その他には、下肢の冷感やこむら返り、脱毛などの症状が出ます。

 

進行すると、「重症下肢虚血」といって、足の指がチアノーゼ(血液中の酸素が少なくなって青紫色に変色すること)になったり、壊疽(組織が腐ること)したりしてしまいます。

 

最悪の場合、足を切断しなければいけなくなることもあるのです。

 

カテーテル治療医は、心臓の血管の治療が専門ですが、下肢の血管も治療しています。

重症になる前に治療することで切断を回避できることもあるのです。

 

血液検査の数値がよくない方は、これらの症状を感じたら、「ただの足の痛み」と放っておかずに、一度専門医に相談することをおすすめします。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

ビタミンB12について?

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