自律神経失調症は、放っておくとうつに進行する!?

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自律神経失調症は、放っておくとうつに進行する!?
 
 通常は、交感神経と副交感神経はバランスよく働いています。
交感神経によるホルモンは昼間に多く分泌され、副交感神経によるホルモンは夜に多く分泌されます。
 
夜になると眠くなるのも、そのためなのですが、不規則な生活を続けていると、この分泌のバランスがおかしくなります。
眠れなかったり、眠ってもすぐに目が覚めたりします。
結果的に良質の睡眠が得られず、うつ傾向に流れていくのです。
 
食事の時間がバラバラというのも、良くありません。
 
人間は本来、規則正しく生活することで健康を維持できるようになっています。
たとえば、いつも朝食抜きの人が、たまたましっかり朝食を摂ると、下痢や嘔吐の症状を示すことがあります。
これは、いつもなら入ってこない時間に食物が入ってきたため、胃腸がびっくりするのだと思えばわかりやすいでしょう。
 
交感神経は昼間に強く働き、副交感神経は夜に強く働くのですから、基本的に、早寝早起きがいちばんいいのですが、職業によってはそうもいかないでしょう。
夜は必ず眠らなければならない――というのであれば、夜の仕事の人はすべて「うつ予備軍」になります。
 
夜型でも、それが固定されていればそんなに神経質になることはありません。
ただ、ある日は朝まで仕事をし、ある日は夕食後にすぐ眠る……といった生活は、できるだけ避けたいものです。
 
要するにこの2つの神経がバランスよく働いていれば、人間は正常な状態でいられます。
しかし、何かの原因で2つの神経の切り替えスイッチがうまく働かなくなると、夜になっても眠くならなかったり、朝食を食べられなくなります。
心身が不安定な状態なるのです。
 
これが「自律神経失調症」です。
 
たとえば、冬に少し暖房の効いた場所に入っただけで大汗をかく。
また、安静にしているのに動悸が収まらないのは、交感神経が異常に働いているからです。
また副交感神経が強すぎると、下痢やめまい、手足の冷え、食欲不振などの状態になります。
そもそも夜眠れないのは、交感神経から副交感神経への切り替えができていないからだと思っていいでしょう。
 
自律神経のアンバランスを正すにはいろいろな方法があります。
 
倦怠感が抜けなかったり、内臓に異常はないのに胃腸が重い……そういうとき、医師は「自律神経のバランスが崩れているようですね」と言うことがあります。
もともと胃はストレスに弱いのです。
しかし場合によっては「うつ病の初期段階」だとも言えるのです
「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているためそれらと一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
ビタミンB12の働き
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