第1章 慢性腎臓病にならない最強予防法

第1章 慢性腎臓病にならない最強予防法

 

▼メタボを避けるのがいちばん重要

 

慢性腎臓病は現在では不治の病ではないものの、一度悪くなった腎臓はもとに戻らない以上、かからないに越したことはありません。

 

そもそもなぜ慢性腎臓病になってしまうのか

いちばん多い原因はメタボ(メタボリック症候群)です

高血糖で糖尿病になれば糖尿病性腎症になりやすくなりますし、高血圧は腎硬化症を招きます。

脂質異常症動脈硬化を起こして腎機能脳低下につながります。

また、プリン体をたくさん摂るなどして高尿酸血症になれば、通風を引き起こします。

メタボは慢性腎臓病の温床ともいえる危険な状態なのです。

 

つまり、メタボを避けることが慢性腎臓病を予防するためのいちばんのポイントといえます。

メタボは心筋梗塞脳卒中のリスクを大幅に高めますし、慢性腎臓病の予防のためだけでなく、普段から気をつけておきたいものです。

メタボにならないようにするには、さんざん耳にしていることと思いますが、食生活に気をつけ、適度な運動をすることです。

 

ただ、慢性腎臓病はメタボ以外でも多発嚢胞腎やアルポート症候群などなど遺伝的な病気で起きることがありますし、原因不明の急性腎障害から罹患することもあります

そのため、定期的に健康診断を受け、尿検査や血液検査で腎臓の異常をいち早く発見することも大事です。

 

 

▼慢性腎臓病の最大の原因はメタボ

 

慢性腎臓美容を予防するにはメタボに気をつけること

 

高血糖値は糖尿病性腎症に、高血圧は腎硬化症につながり、脂質異常症動脈硬化を招いて腎障害を引き起こす。

また、肥満の人に多い高尿酸血症痛風腎を発症させやすい。

メタボは慢性腎臓病の最大の原因なので、まずメタボを避けるのがいちばんの予防といえる。

 

 

乱れた食生活に注意

メタボの最大の原因は食べ過ぎや飲み過ぎによる肥満。

カロリーや糖質の摂り過ぎに注意して食生活を送りたい。

 

適度な運動をする

適度な運動は肥満を解消してメタボの予防になる。

それだけでなく、体を動かすことで新陳代謝の活性化にもつながる。

 

検査で早期発見

メタボ以外でも慢性腎臓病になることはある。

 

毎年健康診断を受け、尿検査や血液検査で異常を早期発見するのも大事。

「腎臓の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/