第3章 おやつは、高カカオ・チョコにする

第3章 おやつは、高カカオ・チョコにする

 

スナックの常食は、生活習慣病へまっしぐら

 

コンビニやスーパーの棚には、ものすごい数のスナックが並んでいます。

多くの人が食べていることの証でもあります。

 

多くのスナックは、ジャガイモやトウモロコシを原料にして、砂糖や塩をたっぷり使った濃い味つけになっています。

砂糖や塩が効いていると、人間は「おいしい」と感じます。

白い粉には麻薬的な力があるのです。

 

スナックは、糖質と塩分の塊といえます。

 

ですから、やめられるものなら、スパッとやめるのが得策で。

 

しかし、食べたいものを我慢して、ストレスを感じるのでは意味がありません。

健康的に食べられるおやつを紹介しましょう。

 

それが、高カカオ・チョコレートです。

 

 

カカオ・ポリフェノールの効果がすごい

 

チョコレートの原料となるカカオには、カカオ・ポリフェノールという有効成分が含まれています。

カカオ・ポリフェノールには抗酸化作用があり、血管を若々しく保つ力があります。

 

それだけではありません。

血圧、血糖値、中性脂肪といった生活習慣病を防ぐ効果が認められているのです。

 

高カカオ・チョコレートには、このすばらしいポリフェノールが赤ワインの約5倍も含まれています。

ちょっと口が寂しくなったときに、小さく包装された1枚を食べるのがおすすめです。

 

また、食物繊維もたっぷりと含まれているので、食事の前に食べることも推奨しています。

糖質の吸収をゆっくりにすると同時に、早食いの防止にもなります。

 

注意してほしいのは、必ずカカオ70%以上の商品を選ぶことです。

「ミルクチョコ」「ホワイトチョコ」などは、成分も製法もまったく異なりますので、ポリフェノールの効果が期待できないどころか、逆効果になってしまいます。

「血管が強くなる習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/