第3章 ペットボトルは緑茶にする

第3章 ペットボトルは緑茶にする

 

子供の糖尿病が急増中

 

スナック類に糖質が多いことを解説しましたが、清涼飲料水にもたくさんの糖質が使われています。

 

500mlのコーラに含まれる砂糖は約56.5g、なんと角砂糖17個分にもなります。

コーラ以外の清涼飲料水も、ほぼ同じ量が含まれています。

 

スナック菓子を食べながらコーラを飲めばどうなるか、想像がつきますね。

子供の糖尿病が増えているのは、このためといっていいでしょう。

 

 

緑茶のカテキン効果をナメるな

 

清涼飲料水と対照的に健康効果が認められているのが緑茶です。

 

「お~いお茶」で知られる伊藤園は、肥満指数(BMI)が高い人に緑茶飲料を1日3本ずつ12週間、飲んでもらう実験をしました。

 

すると、4週目からBMIの数値が下がり始め、内臓脂肪も12週目から下がることがわかりました。

 

緑茶に含まれるカテキンには、脂肪を燃焼させ、糖の吸収を抑制する働きがあるのです。

カテキンもまた、ポリフェノールの一種です。

 

また、カテキンは抗菌作用・抗炎症作用があり、歯周病予防、口の中を殺菌する効果が期待できます。

昔の人は、食後にお茶を飲んで口をゆすいでいましたが、あれは理にかなった行為だったわけです。

 

ランチのときにペットボトルを買うなら、緑茶がおすすめです。

「血管が強くなる習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/