第3章 「とりあえず」は、鶏唐か、枝豆

第3章 「とりあえず」は、鶏唐か、枝豆

 

糖質が多いポテサラ&焼きそばは、あとから注文

 

居酒屋で、最初に注文する「とりあえず」。

みなさんは何を頼みますか。

 

意外と多いのが、ポテサラです。

しかし、ポテサラは糖質が多い食べものですから、おすすめはできません。

 

もちろん、フレンチフライも同様です。

どうしてもポテサラが食べたければ、お腹が落ち着いた後半からにしましょう。

 

私がおすすめする「とりあえず」は、鶏の唐揚げです。

 

空腹のうちに、しっかりとタンパク質を吸収することができます。

また、油脂は腹持ちが良く満足感があるため、早食いになるのを防いでくれます。

 

タンパク質という意味では、焼き魚、煮魚、お刺身などもいいですね。

旬の魚介類を楽しんでください。

卵を使ったオムレツ、卵焼きもいいですね。

 

その他、野菜炒めや野菜サラダ、酢の物、おひたしなどの食物繊維もいいでしょう。

 

定番でいえば、冷奴、厚揚げ、枝豆などは、タンパク質と食物繊維を両方含んでいるので、理想のおつまみといえます。

 

間違えても最初から、おにぎりや焼きそば、お好み焼きなどを注文しないようにしてください。

「血管が強くなる習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/