第1章 「30分だけ新たな気持ち」で取り組む
「はじめる習慣」。
「はじめる」と聞くと、何か新しいことをなければいけないと思われがちですが、決してそうではありません。
これまでやってきたことに新しい気持ちで取り組む。
これも立派な「はじめる」だと捉えています。
たとえば、あなたにも「やりたくない仕事」「面倒な作業」があるはずです。
その種の仕事はどうしても「嫌だなあ」「面倒くさいなあ」と思いながらダラダラやってしまいます。
そのときこそ思い出してほしいが「はじめる習慣」です。
ダラダラ続けるのではなく、一度手を止めて深呼吸5、6回して「さあ、いまから30分だけ新たな気持ちで取り組もう」と切り替えてみてください。
正直いうと、外来の仕事をしているとき「あと何人いるのだろう」「いつになったら終わるのか」などの思いにとらわれることがあります。
しかし、そんな状態で仕事をしてもパフォーマンスは下がり、早く終わるわけでもありません。
むしろ集中力が下がり、いつも以上に時間がかかってしまいます。
嫌で面倒な仕事ほど、そんな非効率なやり方をするのではなく、とにかく「今から30分、新たな気持ちで知り組む」を試してみてください。
すると30分どころか、60分、90分と集中してしまっていることもよくあります。
日々自分が「なんとなくやっている業務」についても「もっと新たな気持ちで取り組むとしたら、どうするだろう?」と考えてみるのも有効なアプローチです。
今までずっとやってきたことでも新たな気持ちで取り組むようになれば、日々の充実度や満足度は違ってきます。
これも重要な「はじめる習慣」のひとつです。
「はじめる習慣 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?