第1章 まず、はじめてみる 「はじめるハードル」はとにかく低く

第1章 まず、はじめてみる 「はじめるハードル」はとにかく低く

 

お伝えしたいメッセージは「とにかく、はじめてみましょう」です。

 

多くの人にとって「はじめる」はとても高いハードルです。

 

英会話や投資の勉強をしたいと思いながら、なかなかはじめられない。

資格試験にチャレンジしようと思い立ってから、もう2年も3年も経過している。

そんな人もいるでしょう。

「はじめる」こと自体がなかなかの難関で、「達成」より「はじめるハードル」が高い人は大勢います。

 

しかし、人生を豊かにするために「はじめる」はとても大事な要素です。

 

「“現状維持でいい”と思うところから老化がはじまる」と考えています。

 

今の世の中は変化に満ちていて、同じ場所で、同じことをしているだけではどうしても取り残されてしまいます。

 

そこで大事なのは「はじめるハードル」を下げること。

 

立派なこと、新しいことをはじめなくても構いません。

「はじめたけれど、まったく続かなかった」でも問題ありません。

 

なによりも「はじめる」を習慣にしてほしいのです。

 

たとえば明日、あなたは何をはじめますか?

 

駅でエスカレーターを使わずに階段を使う。

 

職場の人に「おはよう」と「ありがとう」を大きな声でいう。

 

月に1冊本を読むために、仕事帰りに本屋へ行く、など何でも構いません。

 

続かなくても、効果がなくても、重要な意味がなくてもOK

 

「はじめるハードル」を下げ、はじめる習慣を身につけることが何より大事です。

 

また「何をはじめればいいかわからない」という人にもここでの内容がきっとヒントになるはずです。

 

「さあ、何をはじめようか」。

そんな気持ちで読み進めてみてください。

「はじめる習慣 より」

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/