第1章 勉強するから意欲が生まれる
近年、リスキングという言葉をよく耳にするようになりました。
これは「新しい分野で新しいスキルを習得する」という意味のものです。
新しい学びを政府も推奨していますが、自律神経の観点からも新しいことを学ぶのはとてもおすすめです。
何かを学ぶと気持ちが前向きになり、意欲的になります。
それは周囲を見渡してみれば一目瞭然。
何かを積極的に学んでいる人とそうでない人を比較すれば、明らかに前者のほうが前向きで、気力が充実しているものです。
気持ちが前向きになれば、それだけ体のコンディションもよくなり、日々の充実感も違ってきます。
日常に充実感を覚えていると、睡眠の質もよくなりますし、朝起きたときの気分も違う。
まさにいいことずくめです。
「今、何も学んでいない」という人は、ぜひ何か学びはじめることをおすすめします。
何も学ぼうとしないのは「現状維持でいいや」と思っているのと同じ。
そう思った瞬間から老化がはじまると考えてください。
こんな話をすると「自分には学びたいことがない」「何を学べばいいかわからない」という人もいます。
そんな人はもっと気軽に考えてみましょう。
「学び」が仕事につながっていなくても構いません。
少しでも興味があることなら何でもOKです。
テレビでラグビーやバスケットボールの日本代表戦を観て興味を持ったなら、クラブチームの試合を観てみるのでもいいですし、NHKの大河トラマを観ている人なら、その時代の歴史の勉強をはじめるのも一案です。
最初はさほどやる気がなかったとしても、学んでいるうちに必ず意欲が湧いてきます。
学びとは「意欲があるからやる」のではなく「やっているうちに意欲が生まれる」ものです。
ぜひ、何かを学んでみてください。
テーマは問いません。
学ぶことであなたは毎日進化していきます。
「はじめる習慣 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?