第6章 「自分を活気づけるもの」を生活に取り込む

第6章 「自分を活気づけるもの」を生活に取り込む

 

60歳を超えると年齢を意識する機会は本当に多くなります。

 

多くの人にとって定年退職が迫ってきますし、自分の親が亡くなるのもこの世代によくあることです。

 

60代に限りませんが、どんなときも「自分を活気づける」ことがとても大事です。

 

そもそも、あなたは「自分を活気づけるもの」が何なのか理解しているでしょうか。

 

たとえば、私の場合は講演をすること。

その準備も含めて自分を活気づけてくれる仕事ですし、新しい勉強をするのも大好きで、自分の生活を充実させてくれます。

 

そのほか、ゴルフも好きですし、テレビドラマや漫画も私を活気づけてくれます。

 

そうやって「自分を活気づけてくれるもの」をきちんと理解していて、それを生活の中に取り込んでいく。

大事な心がけです。

 

自分を活気づける行為は、それをしている瞬間はもちろん、その予定が入っているだけで生活に張りができ、日々のコンディションもよくなってきます。

ワクワク感が増すといってもいいでしょう。

 

もし、今の自分には「活気づけてくれるものかない」と感じるなら「これまでやれずにいたこと」を何でもいいのでぜひはじめてみてください

 

こんな話をすると「今より10歳若ければ」とか「20代だったら、こんなこともしたいけれど」という人がいますが、そんなことはあり得ません。

 

私はいつも思うのですが、人生がやり直せるとしても、決して「今以上の人生」などありません。

もちろん私にも「やり直したい過去」はあります。

でも、「やりたいこと」を今できないのであれば、何度繰り返しても同じ。

そんなふうに思っています。

 

だったら、それを今やる。

今こそはじめる。

 

人生を豊かにするキーワードはやはり「今からはじめる」です。

それが「今以上の人生」を引き寄せるのだと思います。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/