第6章 毎日の「ワクワク度」が若さに比例する
朝起きたとき、今日一日についてワクワクしているでしょうか。
じつはこれ、とても大事なポイントです。
朝、起きたときに体は副交感神経優位から交感神経優位に切り替わっていきます。
体が活動スイッチを入れはじめるわけです。
そのときに「だるいな」とか「憂鬱だな」と思っていると、交感神経がしっかりと上がってきません。
自律神経は意識と密接に関係しているのでワクワクしている人と、そうでない人では状態がまったく変わってしまうのです。
それが一日だけなら問題ありませんが、毎日のようにワクワクしている人と、そうでない人では体の状態に大きな違いが生じます。
もちろん、理想は「ワクワクする用事」があることです。
仕事が楽しく「今日は○○をやるぞ」とか「今日は○○さんと会えるのが本当に楽しみだ」となる人はいうことありません。
しかし、そうそう毎日ワクワクする用事はないでしょう。
そこで必要になってくるのが、無理やりでもいいので「ワクワクするポイント」を自分でつくって行くことです。
私は毎日1枚の写真をインスタグラムにアップしていますが、それは「自分の心の琴線に触れるもの」を写真に撮ることでワクワクする瞬間を自らつくっているのです。
特に意識しなければ、なんてことのない日常の風景です。
しかし「ワクワクする瞬間を切り取ろう」と思っていれば、それが大事なワンシーンになります。
その意識を持って日々生活しているかどうか。
正直、どんな日常も退屈で、代わり映えしないものです。
その日常をどれだけワクワクして生きることができるか。
それが人生を分けるのだと思います。
「はじめる習慣 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
ビタミンB12について?