第6章 何かのビギナーになってみる

 

第6章 何かのビギナーになってみる

 

月末になると「もう月末か」「あっという間に1カ月が経ってしまった」と感じる。

 

さらに年末には「1年経つのは本当に早い」「若い頃に比べて1年がすごく早くすぎていく」。

そんなふうに感じる人も多いのではないでしょうか。

 

理由は諸説ありますが、年齢が上がりさまざまな経験を積み重ねると、どうしても刺激が少なくなり、時間経過が早く感じられるといわれています。

 

同時に、年齢を重ねることで気力も体力も落ちて、新しいことをするのが億劫になりがちです。

するとますます刺激が減り、時間経過が早く感じられる。

なんともよくない循環です。

 

「ワクワク度」が若さに比例するので、やはりマンネリで変化のない日常を送っていると早く老け込んでしまいます。

 

「自分は何にワクワクするだろう」と考え、何か思い当たる人はぜひそれをはじめてみてください。

「それがなかなか思い浮かばない」という人は、なんでもいいので「新しい何かをはじめる」。

それでも十分価値があります。

 

私にとって、犬を飼いはじめたのはまさにそのパターンです。

 

正直いって、特別動物が好きなわけでもなく、わざわざ犬を飼うなんて発想は私の人生にありませんでした。

 

しかし、だからこそ、私にとって新しい刺激になり得ました。

 

犬を連れているだけで、同じように犬を連れている人から、当たり前のように話しかけられます。

私の人生にはなかった体験です。

見ず知らずの人が「かわいいですね」「名前は?」「何歳ですか」なんて親密に話しかけてくる

じつに刺激的な体験です。

 

犬の飼い主としてはビギナーですから、そうしたひとつひとつが新鮮なのです。

 

ぜひ、あなたも何かの「ビギナー」になってみてください。

 

とかくベテランになりがちな世代にとって、とてもいい刺激になります。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/