第8章 自分で不調をつくらない

第8章 自分で不調をつくらない

 

病は気から。

これは本当だと医師から見ても思います。

 

近年はちょっと不調を感じると、インターネッでいろいろと調べる人が多いでしょう。

それによって状況が理解できたり、自分でできる適切な対処法を知ることができるなどメリットもあります。

 

しかし一方で、過度に不安になり、本当はそんな病気ではないのに、自分で状況を悪くしてしまうケースもめずらしくありません

 

以前、私も軽いぎっくり腰になり、しばらく腰が重く、しんどい時期がありました。

 

そんな状況をもしインターネットで調べたら「がんの骨転移かもしれない」とどんどん不安になることも十分考えられます。

 

気になるなら医師に相談するのが一番ですが、現代人なら何かしらの不調を抱えて生活しているのはむしろ当たり前です。

いろいろ気にしすぎると、それが原因で自律神経を乱し、血流が悪くなり、本当に体の調子が悪くなってきます。

 

まさに「病は気から」です。

 

やや乱暴な表現をすれば、暇すぎるのも問題だと私は思っています。

 

体に多少の不調があっても、日々仕事が忙しいとか、家のこと、家族のことをいろいろやらなければいけないとなれば、小さな不調に構ってなどいられません。

 

すると「あれ、いつの間にか治ってる」「そんなに問題じゃなかったのか」となることもよくあります。

無理に忙しくする必要はありませんが、夢中になれる趣味を持つのはとてもいいことだと思います。

 

大事なのは、自分で不調をつくらないこと。

 

忙しく暮らしていても、その不調が続いたり、症状が悪くなっていると感じたなら、これはもう3日以内に病院へ行くべきです。

そうやって自分なりのルールを決めておくのも自律神経を余計に乱さないコツです。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/