年代別 いい食べ物&いい食べ方

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年代別 いい食べ物&いい食べ方
●高年期を笑顔で元気にすごすために
≪中年期から健康状態に個人差がではじめる≫

人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

その個人差は、何をどう食べてきたかを反映する鏡のようなものです。
きちんとした食生活を続けることが、病気にならずに元気に暮らせるカギとなります。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
下記に要点をまとめているので、できることから始めましょう。

また、健康状態は心のあり方とも密接に関係しています。
とくに老年以降、「毎日何をしたらいいのかわからない」というような、精神的な活動低下があると、体の機能も低下してきます。
高齢になってもハツラツと毎日を過ごせるように、長く続けられる趣味や仕事など“元気の秘訣”を早い時期にみつけておくことも大切です。

★ 年をとるほど栄養価の高い食事に
高齢になるにつれ、基礎代謝や活動量は低下しがちです。
体を動かす機会が少ない人は、摂取エネルギーを少しひかえめにし、肥満しない量にすることが大事です。
ただしその場合も、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの必要量はさほど変わらないので、炭水化物(ごはんなどの主食)と脂質(油脂)を少し減らして調整します。
つまり、高齢になるほど、低カロリーで栄養成分が多い食品(=栄養価が高い食品)を増やしていくのが、健康の秘訣です。

≪年代別の食生活アドバイス
★ 中年期
【40~54歳】
メタポリック・シンドローム、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病によって動脈硬化が進行しやすい年代です。
加えて、ガン化した細胞が生じて、発ガンの芽ができやすい時期でもあります。
この年代に、病気にならない体づくりを行っておくことが大事です。
・ 油断していると一気に内臓脂肪がたまりやすくなります。
肥満はいろいろな病気の温床です。過食とお酒の飲みすぎに気をつけ、標準体重をキープしましょう。
動脈硬化の進行とガンの発症を防ぐため、抗酸化成分を積極的にとります。
・ 働き盛りの年代のため、疲労とストレスがたまりがちです。できるだけ休養をとり、疲れとストレスをためないようにしましょう。

【55~64歳】
40~54歳の食生活の成果やツケが現れる年代です。
食生活が適切であれば、肥満もなく、年齢より若く見え、毎日を元気に過ごせます。
一方、過食や偏食のツケが現れた場合は、生活習慣病を発症しています。
また、40~54歳にガン細胞ができ、それが増殖していると、ガンの発症が確認されます。
・ 肥満がなく、病気もない場合は、今までの食生活を継続します。
定年などにともなって体を動かす機会が減った場合は、1日の摂取エネルギー量を減らし、肥満しないよう注意してください。
・ 糖尿病、脂質異常症、高血圧など生活習慣病の人は、それらの進行を抑える食生活を心がけます。
とくに大切なのは、減塩と食物繊維をきちんととることです。
・ 女性は、女性ホルモンが減少することで、体調の変化が起こりやすくなります。
予防には、女性ホルモンと同様の働きをする大豆イソフラボンの摂取が効果的です。

★ 高年期
【65~74歳】
中年期の食生活の結果がはっきり現れる年代です。
きちんとしていれば、肥満がなく、ハツラツとしています。
逆に、過食や偏食が続いていると、腎臓病など内蔵機能の障害が起こりやすくなります。
また、中年期に発症した生活習慣病のケアをおこたっていると、合併症のリスクも増しています。
加えて、この年代は生活環境の変化も多く、たとえば、ひとり暮らしになった場合、それまで自炊習慣のない人は、栄養のバランスを崩しがちです。
元気な人も、この点に気をつけましょう。
・ 肥満や病気がない場合は、今までの食生活を継続します。
体の活動量に応じて1日の摂取エネルギー量を調整し、肥満しないよう注意してください。
・ 病気を発症している場合は、主治医や管理栄養士などの指示に応じて、病気の進行や合併症を防ぐ食生活を心がけます。
骨粗しょう症の予防のため、カルシウムや大豆イソフラボンビタミンDやビタミンKが不足しないよう摂取します。
・ 高齢者に不足しがちな栄養成分であるたんぱく質ビタミンB1、ミネラルを意識して摂取します。

【75歳以上】
この年代になると、個人差がよりはっきり分かれます。
元気でハツラツとしているケースと、病気をいくつか抱えたり、認知症が進んだりしているケースです。
また、歯が不自由になることで食生活に変化が起こりやすくなるので注意しましょう。
・ 元気であっても、基礎代謝量や消化機能は低下しやすいので、摂取エネルギー量を調整し、低カロリーで栄養成分が多い食品を選びましょう。
・ 病気を発症している場合は、主治医や管理栄養士などの指示に応じて、病気の進行や合併症を防ぐ食生活を心がけます。
・ 高齢になるにつれ、体の水分が不足しやすいので、水分をこまめに補給します。
・ 歯を治療して“よく噛める”状態を保つことも、健康寿命をのばすポイントです。
「病気にならない人の食べるクスリの本 より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html