脳の中の使っているところは衰えにくい

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脳の中の使っているところは衰えにくい

●脳は使えば使うほど鍛えられる
100歳を越えるスーパー老人ランナーの脳は、頭のてっぺんにある足腰の運動をコントロールしている部分では、ほとんど萎縮が見られず、非常に活性化していました。
長年、マラソンを続けてきたことで、この部分を左右バランスよく発達させていたのです。
スーパー老人ランナーを初めとして100歳を超えるスーパー老人が、得意分野によって発達している個所を示した脳画像を見ると、脳が筋肉に近い性質を持っていることがわかります。
鍛えれば鍛えるほど健康でいられ、機能を維持できるのです。
脳は、いくつになっても使う人自身の得意な活動によって鍛えられ、よみがえる力を持っているのです。

●得意分野を究める
100歳を超えるスーパー老人三味線の師匠の脳は、右腕と左腕をコントロールする領域を比較すると、右腕を担う方(左脳)が大きく発達していました。
これは長年三味線に打ち込み、毎日、重いバチを持ち続けたため、脳の右腕の領域(左脳)を発達させたのではないかと考えられます。
そして、他のスーパー老人と同じように脳の前方は萎縮が少なく、健康的に保たれていることがわかりました。
自分の得意分野を生かして脳を鍛えれば、その部分の萎縮を防ぐことができる。
MRI画像からそうしたことが確認できます。
脳の形は、昨日今日で急激に変わるものではありません。
だから、脳を鍛えるには、嫌なことを無理にやったり、不得意なことにチャレンジする必要はないのです。
自分が好きなことを楽しみながら続けることがもっとも大切なのです。
そして、時間をかけて深めていくことです。
それが、いつまでもいきいきと生きていく秘訣なのです。

どんなに健康な人でも加齢につれて、脳の中には記憶など働きにくい場所がたくさん出てきます。
老化はやむを得ないことですし、あるがままに享受すればよいと思います。

体もそうですが、脳は場所によって歳のとり方が違います。
筋肉は鍛えれば歳をとっても衰えにくい筋肉もあるように、脳の中も使っているところは衰えにくいわけです。
どんなに頑張っても記憶系は、他より衰えるスピードは速いのですが、記憶力に優れた100歳を超えるスーバー老人も確かにいるのです。

100歳の老人でいきいきと生きている人の脳の中がどのようになっているかは、ある程度予測をしていましたが、その予測通り、脳の前の方にある前頭前野の、ある部分に非常にいきいきと活動している領域があることがわかりました。

脳の中の前頭前野は、運動するなど体を動かす分野をほとんどカバーしています。
さらにみていくと前頭前野の中でも人間しか持っていない部分、すなわちブロードマンによる脳地図でいう9番・10番(前頭極と呼ばれるところ)は、年老いても発達する可能性がある領域です。
ブロードマンによる脳地図でいう9番・10番は、脳の中で特に創造的なことをつかさどる領域です。

100歳まで生きると、この前頭前野の中でも特に大事だと思う未来志向を持つ領域、そこが伸びるというのは非常に重要なことです。
なぜかというと生きる価値を与えますから。
そこを育てていくことが、とても大切な歳のとり方であり年の重ね方なのです。

100歳を超えるスーパー老人は、それぞれがまったく異なる趣味を持っています。
ある人は俳句だったり、外国語を学んでいたり、三味線だったり、走ることだったり、と、身体の働きとしては、いろいろな違った場所を個性として出しているのです。

でも特徴的なのは、やることは違っていても脳の中の活性化している所はかなり一致しています。
みんな同じようなところが強く、老化しないで、その上さらに一部が育っているわけです。
「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」

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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。

ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸たんぱく質が生まれ、それによって細胞も生まれ変わり、『壊れた組織・細胞』と『新生の組織・細胞』が入れ替わり、ビタミンB12の『修理工』的機能が発現します。

健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/4~1/6程度にまで、低下していたと報告されています。

超高齢社会を目前とした今、元気でいきいきと年を重ねるために、脳細胞の修復・再生のための必須ビタミンがB12であることを皆様に知っていただきたいと願っています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html