熱を保とうとする働き

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熱を保とうとする働き
 
脳の温度は一定に保たれるようになっています。
脳の温度は、視床下部というところにセンサーがあって、それが働くことで保たれます。
 
たとえば、ものすごく寒い環境にいて、身体の温度が低くなると、ガタガタふるえてきます。
ふるえることで身体を動かして、熱を出そうとするからです。
それから肝臓が働いて、やはり熱をだします。
意外でしょうが、肝臓が働くと、熱がでるのです。
 
また、寒いと皮膚から外にださないために、皮膚の血管が縮まってきます。
このような働きが起こって、何とか身体の中に熱を保とうとするわけです。
 
これと反対に、外の温度が上がって、体温が上がってくると、皮膚の血管が拡張してきます。
だからみんな赤い顔をするのです。
熱をせっせと外に出そうとしている証拠です。
ところが、今度は肝臓が働かなくなります。
すると当然、身体の調子が悪くなります。
もう一つ、汗を出す作業に入ります。
 
このように、外界の温度に対応して、私たちの身体は、いろいろな対応を余儀なくされているのです。
 
ところで、手などは、いくら暑くても寒くてもだいじょうぶです。
寒いとき、指の先などは、15度ぐらいでしょう。
でも、だいじょうぶなのです。
ところが、脳はそういうわけにはいきません。
脳の温度を測ると、つねに約36度から下がらないのです。
 
身体は、なんとかして体温を一定にしようとするために、全力をあげるような仕組みになっているのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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