社交的な生活がオススメ

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社交的な生活がオススメ

「どのような性格をしているか」によっても、認知症になりやすい人とそうでない人がいるという研究があります。

一見、性格と脳の病気とは関係ないように思えますが、医学的な研究結果からは、認知症になりにくいのは、外交的で穏やかな性格だという説が支持されています。

同様のことは、神経学の専門誌『Neurology』にも発表されています。
「社交的でストレスを受けにくい人は認知症になりにくい」というのがその主旨です。

ある特定の人たちの健康状態や生活習慣、環境などのさまざまなことを長期間にわたって調査することを「コホート研究」といいます。
コホート研究は、長期間にわたって調査するため、時間や経費はかなりかかりますが、そのぶん信頼性がおける結果であることも知られています。
認知症についても、性格や生活習慣との関係性をめぐってのコホート研究の報告がいくつかあります。

そうしたコホート研究のなかからスウェーデンの例をあげましょう。

高齢者506名を対象に平均6年間にわたり調査をしたのですが、「外交的で穏やかな性格」の人はもっとも認知症になりにくいことがわかりました。
社交的な人は認知症になりづらいといえるでしょう。

しかし、社交的になりましょう、といっても急に性格を変えることはできないかもしれません。
この研究では、「精神的に穏やかである」という性格も認知症になる可能性は少ないとしていますから、こころを穏やかに保つだけでもよいでしょう。

また、慢性的なストレスも認知症になりやすいとしている研究もあります。
その点では、前向きな性格、冷静で感情が安定していることも大切でしょう。

ストレス社会といわれる現代で生活していくには、心を痛めることや、理不尽だと感じるできごとに遭遇することも少なくありません。

ただ、そうしたときも落ち込み続けないような精神面での強さやメンタル的に安定させる考え方を鍛えていくことが、認知症を予防するために今から始められる習慣です。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html