一日3~5杯のコーヒーを飲もう

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一日3~5杯のコーヒーを飲もう

コーヒーを飲む習慣のある人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが少ないという調査報告もあります。

フィンランドカロリンスカ研究所とクオビオ大学は、成人1409人に対して、コーヒーと認知症の関係を21年間と長期間にわたって調査してきました。

その結果、中年期(40歳~64歳)にコーヒーを1日3~5杯飲んでいた人は、飲む習慣のなかった人に比べると認知症のリスクが65%も低かったというのです。

ちなみに、この調査でのコーヒーの量は、それぞれ1日あたり「0~2杯」「3~5杯」「5杯超」と細かく三つのグループに分けていました。

また、フランスの男女7000人を対象にした調査では、カフェインの摂取量が多い女性は言語・視覚空間記憶が低下するリスクが低い、というデータがあります。

こうみてくると、コーヒーは認知症予防だけではなく、もの忘れに効果が期待できそうです。

さらに日本では、コーヒーの香りに関しておこなわれた研究もあります。

杏林大学医学部の研究では、コーヒー豆の種類によって脳に与える影響が異なるという結果を得られたとのことです。

たとえば、ブラジルサントスやマンデリンの香りは脳の働きを活性化させるだけでなく、情報処理のスピードを速める効果も見込めるといいます。
また、グアテマラやブルーマウンテンの香りには、高いリラックス効果があるといわれています。

コーヒー豆の香り別に脳に働きかける効果が異なるならば、「集中したいときはマンデリン、くつろぎたいときはグアテマラ」といった用途に合わせ使い分けもできるでしょう。

ちなみに、コーヒーの香りにはポリフェノールなど300種類の抗酸化物質が含まれています(ただし、その効用は15分程度!)。
コーヒーを飲むのが苦手な人は、香りを楽しむだけでも、その効用は得られそうです。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html