12時までに寝るとリンパ球は短時間で増加する-朝型生活が免疫力を高める-
健康にいい生活とは、昔からの人類の生活リズムにかなった生活です。
ホルモンの分泌や免疫力からも、夜は休むようにできているのです。
夜更かしや徹夜というのは、本来の人間の体に合わないのです。
夜明けとともに起きて日中活動して、日が沈んだら眠りに就くというのが、古代の人類の生活でした。
それが体にとっていいのです。
しかし、人間は文明を進歩させて、どんどん夜の活動時間、活動範囲を広げてきました。
いまの時代、日が沈んだら寝た方がいいとは言いませんが、免疫力、ホルモンの分泌などから考えると、遅くても夜の12時には床に就きたいものです。
同じ睡眠時間でも、12時前と12時以後に寝るのでは、リンパ球への影響が違います。
実際、研究室の学生の調査によっても、睡眠時間の長短に関係なく、「何時に就寝するか」が大切なことがわかりました。
もっともリンパ球が上がるのは「早く寝る」ケースで、それがはっきり分かれたのは、夜の12時前と後です。
12時前に寝た人の場合には睡眠は4~5時間でも、12時以降に7~8時間寝ている人よりも、リンパ球の数値が高いのです。
なかには、会社が遠く出勤に時間がかかるので、朝5時半には起きて6時前には家を出る。
帰宅も9時、10時になってしまうので、毎晩床に就くのはどうしても12時どころか午前1~2時頃になってしまうという人もいるでしょう。
それでは慢性的な睡眠不足になりがちです。
できる限り12時前には寝たいものです。
夜明けとともに起きて日が暮れたら寝るという生活は、現代社会では不可能ですが、できるだけそれに近づけるような生活が、人間の体にとってはいいのです。
多少眠くても、少し早めに起きる習慣をつけることです。
早く起きれば夜はそれだけ早く眠くなります。
理想的な起床時間は日の出の時間です。
夏は日の出が早いので、それに合わせて4~5時頃には起きる。
すると、夜はそれに合わせて当然早く眠くなります。
人によって違うでしょうし、朝5時に起きる人は10時頃に眠くなると思います。
その日の疲れ方によっても違いますが、早く起きれば、それだけ夜は早く眠くなるので、それに合わせて眠りに就けばいいのです。
そして、夜10~11時までには寝るのが理想的です。
通勤時間や仕事の忙しさ、年齢、体力なども考慮に入れて、できるだけ日々の疲れが残らないように睡眠をとりたいものです。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
◆神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です◆
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
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